今回の記事では、Minecraftのおすすめシェーダーを15種類紹介していく。とは言っても、現状インターネットには同じような記事が溢れている。だから、この記事では2つのことを重視している。1つ目はただ比較するのではなく、そのシェーダーの長所や特徴に重点をおいて紹介すること。そして2つ目は、単純に読み物としても楽しめる記事にすることだ。
今Minecraftを触れない状況の人でも、帰ったらどのシェーダーを使うかイメージを膨らませることができるように。パソコンを触ることができない暇な時間の、退屈しのぎになるように。
だから今回の記事はちょっとポエミーな表現が多かったり、主観的な表現、強調的な表現が多かったりする。だが、もしそれらが気にならないのであれば、ぜひ楽しんでいってほしい。
※全編フィーリングで書いているため、情報が間違っている可能性があります。ご了承くださいm(_ _)m
↓以下は動画版だ。動画では特徴紹介は前半の7分にとどめ、後半の20分以上はシチュエーションごとの比較に使っている。実際に同じ場面でのシェーダーごとの比較が見られるため、自分の目で違いを確かめたい人にはこちらがおすすめだ。タイムスタンプで見たい場面だけを見れるため、見たい人は動画名をクリックし、Youtubeのページで見ることを推奨する。
この記事の見方
色合い:←全体的な色や光の特徴。鮮やか、おとなしめ、標準的、など。
水面:←水の色合い。水の色は影MODの大きな個性の一部分だ。
大体のFPS:筆者の環境(後述)でフルHDで遊んだときの大体のFPS。数字が大きいほど軽量な影MODだ。
イメージ季節:筆者が独断で思ったその影MODで表現しやすそうな季節。秋冬系は貴重かも。
シェーダーによって文章量にムラがあるが、少ないシェーダーはおすすめ度が低い訳ではない。この記事では特筆すべき特徴を中心的に記載している。つまり、記載が少ないということはトガった部分は少なめということ。言い換えれば、文字数が少ないシェーダーは扱いやすい王道な作りで、むしろ普段使いや常に使用するのにもってこいな影MODなのだ。
調査開始当初は「シェーダー=光が強くて夏っぽい印象」という先入観があったため、秋や冬の表現に強そうなシェーダーを見つけた際は非常に強調して文章が書かれている。だいぶうるさいと思うが、元々は「季節ごとに似合うシェーダー」というテーマで記事を書こうとしていたことの名残りなので見逃してほしい。シェーダーをどんな表現に使うかは人それぞれであり、テーマ季節はあくまで筆者の主観ということで参考程度にとどめておいてほしい。
この記事で取り上げるシェーダーは以下の要素に注目した。候補には上がったが以下の基準から泣く泣く外したシェーダーもいくつかある。
・最新バージョン(執筆時の1.20.1)で正常に機能する
・何らかのユニークな特徴があるか、王道で普段から使いやすい
・ぼやけない(初期状態にボヤけ表現がある場合消せる)
・自分の好み
CPU:intel corei5 12400F
GPU:RTX 3060
メモリ:32GB(マイクラには16GB割当)
どの影MODが軽いのかについては、記事の最下部に記載している。とても長い記事なので、上にある目次から飛ぶと早いだろう。
(FPSの計測はざっくりと、建築をしていない通常のワールドで行った。常に解像度を1.5倍にしているため同スペックの他ブログ等より低い結果になっているはずだ。重さはこの記事内で相対的に評価しよう。)
用語について
「シェーダー」と「影MOD」は全く同じものを意味している。導入することでMinecraftの光と影を大幅に変えてくれるもののことだ。同じ言葉が何度も続くと語呂が悪いため、どちらの用語も使用している。
時々書いてあること
何回か書いてあるが、シェーダーによっては1倍の解像度だとぼやける場合がある。大抵は「ビデオ設定」→「シェーダーの詳細設定」→「描画の品質」を1.5倍程度に上げればぼやけは解決するはずだ。
もちろん解像度を高めれば重たくなるため、PCスペックと要相談だ。
シェーダーによっては初期設定でモーションブラー(移動やカメラ回転時にぼやける機能)がオンになっているものも存在する。モーションブラーが苦手な人は、「シェーダーのオプション設定」からオフにしよう。大体は「Post-Processing」の中に「Motionblur」という表記があるはずだ。(モノによっては「Camera」とかの中にあったりするが)
平均FPSについては基本的に一番重いものと一番軽いものを調べている。(プロファイル)と書かれているものは「シェーダーのオプション設定」から重さ・美麗さを変更することができる。
影MODの導入方法
影MODの入れ方はこちら。MODを併用可能なので、ForgeにOptifineを適用する方法をおすすめする。
それではシェーダーを実際に見ていこう。順番は基本的にゲーム内の並び順だが、途中で追加したものは後ろに追記している。
BSL:空の変化が超美麗!シェーダー界のニュースタンダード
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/bsl-shaders
色合い:標準的~明るめ
水面:透明系~やや青色
大体のFPS:110くらい
イメージ季節:春~初夏
2019年に初公開された比較的新しいシェーダー。色々な要素が王道で使いやすく、あらゆる場面に合う。
このシェーダーの一番の特徴は”空気感”の表現に優れていること。空気に青みが買っており、一番遠景にリアルな存在感を覚えることができる。
水面は薄っすらと青色で透明度が高く、浅めの川であれば水底まで覗き込むことが可能だ。
夜はやや暗めだが、明かりがなくても探索できるレベル。
日中でも時間帯によって細かく変わる光の色が印象的。下の画像ギャラリーで例を示してみよう。一見変化のないtime4000(午前10時くらい)と6000(正午)でも、右下の草原のあたりをよく見ると、草ブロックの照らされる色が違うことがわかるだろう。
(以降、画像はクリック/タップで拡大できる。)
空気感の演出力のおかげか、影MODのなかでも特に朝焼けと夕焼けの演出がキレイ。
ふんわりとした雲が春を、やや強めな陽の光が夏を想起させる。春~初夏くらいの演出によく合うだろう。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/bsl-shaders
いくつかを除いて、たいていのシェーダーはCurseforgeで配布されている。ダウンロードは普通のMODと同じだが、もしやり方がわからない場合は下の記事を参考に。(Curseforgeで配布のものに関しては以下省略)
Chocapic13:5段階の重さから選べる!軽量・鮮やかな王道シェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/chocapic13-shaders
色合い:鮮やか
水面:水色系
大体のFPS:80前後(Extreme) 170くらい(Low)
イメージ季節:夏
私が初めてMinecraftを触った頃からずっとお世話になっているお気に入りのシェーダーだ。
特に印象的なのが朝の霧だ。早朝はあたり一面霧だらけなのだが、時間が経つにつれうっすらと解けていく。他のシェーダーにはないChocapic13だけの特徴だ。キャンプ場ではよくある光景だが、これが綺麗で、ゲームで朝が来るたびに楽しくなる。家にいながら自然を味わうことができとてもお得だ。
光や影はくっきりしており、色のコントラストは強め。水も綺麗なオーシャンブルー。分厚い雲も相まって、全体的に夏を思わせる色合いだ。
夜はかなり暗めで、Optifineの手持ち光源を使っても夜の探索は難しめに感じる。(前はもう少し明るかったような…)
通常時では全く探索できないほど夜が暗いため、もし明るくしたい場合は「シェーダーのオプション設定」から「Camera」へと進み、一番左上の「EXPOSURE_MULTIPLIER」を2.0程度まで高めよう。夜が明るくなり探索しやすくなる。
カメラの光への感度自体をあげているため、昼はより光が強くなった印象になる。
配布されているZipファイルは二重構造になっており、いったん解凍して中身の「Extreme,Ultra,High,Medium,Low」のいずれかのzipファイルを読み込もう。先に名前を挙げたものから順に、美麗なかわりに重たいバージョンになっている。後半のMediumやLowであれば普通のノートPCでも動くはずだ。PCスペックに自身がない場合は、まずはLowから試していこう。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/chocapic13-shaders
このシェーダーは色合いが鮮やかできれいなのだが、新しいバージョンで遊ぶ場合はいくつかの問題が発生する。以下の記事に対処法を書いているので、必要に応じて対処を行おう。
Complementary:光の表現が優しい!使いやすさバツグンシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/complementary-unbound
色合い:やや鮮やか。
水面:青色系
大体のFPS:85前後
イメージ季節:春
暖色系が強めなのだろうか。優しくおだやかな光が特徴的。明るくも落ち着いた色合い、たなびく雲、水の描写、草木のそよめき…全体的にふんわりとした雰囲気で、私はこのシェーダーに春の暖かさを感じた。
朝焼けも見事である。くどすぎず、それでいてしっかり朝が来るたびに新しい1日の始まりを感じることができる。(画像はクリック/タップで拡大可能)
夜ですら温かみを感じる。暗すぎず明るすぎず、バニラに近い自然な雰囲気だ。空を見上げれば、優しい月といくらかの雲が姿を見せる。
穏やかで温かい気持ちになれる、普段使いにおすすめなシェーダーだ。
おそらく唯一?テクスチャなしで鏡面反射を楽しめるシェーダー
気づく前に記事を投稿するところだった。あとから気づいたが、このシェーダーを使うといくつかのブロックは光や像を反射するようになる。
通常は金属の光沢はテクスチャの役目だが、このシェーダーは単体で鏡面反射を追加する。
私が確認した限りでは銅、鉄、ダイヤ、エメラルド、金が反射をするが、金が特にはっきりと写る。
磨かれた石系のブロックもわずかに反射するようだ。
4.7.2→5.0でかなり別物に。
ちょうどこの記事を書いている最中にComplementalyバージョン5.0のアップデートがあり、反射がさらに進化した。今では鉄でもかなりくっきり反射し、磨かれた石系のブロックもある程度よく見えるようになっている。
雲は以前は空に描かれたものだったが、5.0ではy軸200ほどに実在し、中に入れるように。
水は透明度がかなり上がり、ふちの部分は白く彩られるように。
木材ブロックまで鏡面反射するようになっている。
公式トレーラーがーわかりやすい。今後も進化していきそうなシェーダーだ。
さらに追記:ある程度長時間雨が降った後に晴れると、虹が出るようだ(出るときと出ない時があるので確率?夕方のみかも?)おそらくComplementary5.0特有の現象だろう。私が気づいていないだけでまだまだ隠し要素がありそうだ。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/complementary-unbound
continuum:写実的な太陽と月、爽やかな秋空がオンリーワン!
https://continuum.graphics/downloads/
色合い:標準的~ややおとなしめ
水面:水色系
大体のFPS:70前後(プロファイルMedium(デフォルト))20前後(Ultra)95前後(Minimum)
イメージ季節:秋!
continuumは非常に扱いやすいシェーダーだ。淡めで目に優しい光、程よい水色の海、優しく揺らぐ波や草木と、オーソドックスで使いやすい。現在かなり人気のあるシェーダーだ。
ここではそんなcontinuumの特徴的な点を挙げていこう。
一つ目はやはり上に広がる秋空だ。この記事では何度も触れていくが、やはり影や光の要素が強くなる分、夏っぽくなりがちなシェーダーにおいて、秋や冬の表現がしやすいのはありがたい。このシェーダーでは日中の間、空は常に高く晴れ渡り、巻雲が薄く広がっている。
朝夕に秋のような薄い雲がでるシェーダーは他にもあるが、大抵日中は普通の雲だ。だが、continuumは朝から夕まで常にこの巻雲が浮かんでおり、秋のロールプレイに更に適していると感じた。
二つ目は、天体の大きさがリアルなことだ。通常のシェーダーではゲーム的にデフォルメされて…もしくはバニラのMinecraftに合わせて太陽や月は大きく描かれがちだが、このシェーダーでは実際に地球から見えるようなリアルな小ささで描かれる。
そんな小さなこと、と思うかもしれないが、ゲームの空を見ているよりも現実の空を見ている時に近く、なかなか没入感がある。特に見てほしいのは朝焼けと夕焼けだ。まるで実写のようにリアルで、現実と見間違うほどだ。
最後に今のところこのシェーダーでしか見ていない、とてもユニークな仕様を紹介しよう。それは、松明やグロウストーンなど、設置物の光り方だ。このシェーダーでは日中明るいところに置かれている設置物は光っていない。しかし夜になると、じわじわと光が発生してゆく。
昼間は光っていないような表現がなされ、夜になると設置物が光りだすシェーダーはChocapic13やNostalgiaなど他にもあるが、ここまでゆっくりと遷移的に変わっていくのはContinuumだけだろう。夕方日が沈んだあと、最初は光っていない松明やグロウストーンなどの光が少しずつ強くなっていく。巨大な街を作れば、空が暗くなっていく様子と街が明るくなっていく様子を同時に見ることができきっと楽しいはずだ。
夜は非常に暗くなるため、灯りなしでの探索は非常に厳しい。一方で松明やグロウストーンなど灯りの描写は明るめになっており、闇夜に自分の拠点が目立つ仕組みになっている。
他のシェーダーと比べてかなり人工の光が強く描写されるため、夜が暗いのも相まって拠点の作りがいが高まることだろう。
光と影の色合いも大人しめでかつオーソドックスなつくりで、いろいろな環境、建築によく合うだろう。
Continuumはその人気の通り、万能選手としておすすめなシェーダーと私は感じた。
※珍しくデフォルトでオフになっているが、オプションでオンにすると厚みのある雲が出現する。オンにした場合は下層に厚い雲、上層に薄い雲の二層構造になる。
【ダウンロードページ】
https://continuum.graphics/downloads/
ダウンロードページは専用のものだが、「Continuum(バージョン名)」の「Download」を押せばOK。
Insanity shader:夜は暗黒?!マイクラをホラーに変えるユニークシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/insanity-shader
色合い:灰色・ホラー系
水面:透明~やや灰色
大体のFPS:115前後
イメージ季節:???
かなり変わった影MODだ。今回紹介する中で1、2を争うユニークさだろう。
Insanity(狂気)の名の通り、マインクラフトの世界をホラー系に仕立て上げてくれる。
このシェーダーの特徴はなんといってもその夜の暗さだ。この影MODをいれると夜は真の暗闇を見せる。明かりがなければ足元すら見えないほどだ。丁寧に松明を置いていなければ、夜の恐怖を目一杯味わうことができるだろう。
夜だけでなく、昼間の描写も特徴的だ。このシェーダーを入れると世界は常に霧がかかり、実際の天候に関わらず空には雲がかかる。雨や雷雨の時は更に暗くなり、新天地の探索は困難を極めるだろう。
実はこの影MOD、水の描写も特徴的である。シェーダーにはそれぞれ草木の揺れや水の波立ちが設定されているが、このシェーダーは「非常にゆっくり」水が揺れるのである。ただ止まっているのではなく、恐ろしく遅いスピードで波を立てており、この描写も非現実感を引き立てている。まるで時が止まったような、それでいてどこかそれだけではない、みていて不思議な感覚になる描写だ。
このシェーダーで遊んでいて、私はValheim の夜を思い出した。ずっと使っていると陽の光が恋しくなるが、自然への畏怖を感じさせてくれる素敵な影MODだ。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/insanity-shader
Kuda Shader:明るく軽量!夏真っ盛りなキラキラシェーダー!
https://shadersmods.com/kuda-shaders-mod/
色合い:鮮やか(ただし夜は低彩度)
水面:水色系
大体のFPS:95前後
イメージ季節:夏
一昔前(2010年代)では軽量影MODといえばコレ!と言うほど有力だったシェーダー「Kuda Shader」。その実力は今でも折り紙つきだ。
少なくとも私は、このシェーダーから夏の雰囲気を強く感じる。透き通った、眩しいくらいに光を反射してくれる青い水。照りつける太陽、くっきりとした揺れる影。どこか幻想的で、鮮やかな世界が広がるシェーダーだ。
中でも夏を感じたのが夕方・夕暮れの描写だ。このシェーダーを導入すると夕方の時間が長くなるのである。日暮れの始まり自体は普通と変わらないが、このシェーダーでは日が沈んだ後もしばらく空が薄明るく、日が完全に沈み切ってから、赤みがかった空が少しずつ夜の空へと変化していく。
(画像をクリック/タップで拡大して見るのがおすすめだ)
少しずつ星空へと変わっていく空の上の方も夏そのもので、懐かしさのような不思議な感覚を覚える。
(普通のシェーダーでは/time setでいうと12000〜12900が夕方のところ、KUDA shaderでは12000〜13900くらいが夕方だ。)
このシェーダーのもう一つの面白い点は夜の表現だ。これを導入すると、夜の間はブロックの彩度(色の鮮やかさ)が非常に低くなる。暗さ自体はそこまででもなく遊びやすいのだが、これが夜という時間帯の静けさや、蔓延るモンスターたちの不気味さを際立てている。
このシェーダーの夜の特徴はそれだけでは終わらない。松明やグロウストーンなど、光のある場所では夜でも昼のように色合いが鮮やかになる。
そう、あなたが湧き潰しをするたび、夜の世界は彩りを取り戻すのである。ただ松明を置くだけだった作業が、世界を救う大事な使命のように感じられる…かもしれない。
ともかく、灰色ががった荒野と、夜でも彩られた拠点の対比は、拠点の存在感や安心感をさらに増してくれるはずだ。
昼は明るく、夜は静かに。KUDA Shaderは昼夜で全く別の姿を見せてくれる趣深いシェーダーだ。
【ダウンロードページ】
https://shadersmods.com/kuda-shaders-mod/
KUDAなど一部のシェーダーは「shaders mods」というサイトで配布されている。基本的に下の方にスクロールして緑のダウンロードボタンからほしいバージョンをダウンロードすればOKだ。
KUDAシェーダーに関しても、スクロールをして下の方に行くと「KUDA Shaders — Download」という所があるので緑の四角いボタンから好きなバージョンをダウンロードしよう。今回は6.1 Legacyを紹介した。
MakeUp – Ultra Fast:穏やかさNo1!落ち着いた雰囲気のシックなシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/makeup-ultra-fast-shader
色合い:大人しめ
水面:透明~やや青色
大体のFPS:150前後
イメージ季節:春~夏?
Make-Upシェーダーは、落ち着いた色合いが特徴の写実的なシェーダーだ。
Make-Upシェーダーの特徴はとにかく「明るすぎない」ことだ。誤解を恐れずにいえば、全体的に暗めの色合いだ。
だがそれこそがこのシェーダーの強みである。太陽が眩しすぎることはなく、地面が光を反射しすぎるように感じることもない。
水の色が濃く暗めな青色なのも特徴的だ。多くのシェーダーでは水に透明度を与えがちだが、この影MODでは濃いめな色合いに仕上がっている。簡単には水底が見え難いため、湖や海に深みが生まれている。
日中が暗めということで夜の探索が心配かもしれないが、それは全く問題ない。夜は程々に明るく、灯りを持っていなくても探索や行動が可能だ。サバイバル生活にも適した、穏やかで使い続けやすいシェーダーだろう。
他のシェーダーを見て「眩しすぎる、色が鮮やかすぎる」と感じた人は、是非これを手に取ってもらいたい。
(画像はクリック/タップで拡大することが可能だ。(以下省略))
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/makeup-ultra-fast-shader
Nostalgia:愛情たっぷり!優しい雰囲気の落ち着くシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/nostalgia-shader
色合い:とても優しい。
水面:青と水色の中間。透明度高め。
大体のFPS:70前後(プロファイルHigh)90前後(Low)
イメージ季節:なんでも
ボヤけてるって?まずは落ち着いて、「描画の品質」を×1.倍くらいに引き上げよう。初期設定では強めにモーションブラーもかかっている。必要ならそれも切ろう。話はそれからだ。
どこか懐かしさを感じさせる、温かみのあるシェーダー。…そんなことはどこにでも書かれている。
だから、ここではなぜそう感じるのかを考えてみよう。
この影MODは影が「やさしい」。そう、光とは逆の存在な「影」なのに関わらず、それにあたたかみを感じるのだ。森の中を歩いてみよう。その影MODがどんな表現をしたいのか知りたければ、森の中を歩くのが1番良い。
森には木がたくさん生えているから、光の当たる部分と影になる部分が分かれている。影と影の隙間の部分に注目してほしい。
光と影の隙間が、あえて曖昧に表現してあるのがわかるはずだ。先に、同じく温かみのあるシェーダーとして述べた「Complementary Shader」と比較してみよう。あちらが暖かくも写実的に描写しているのに対して、こちらはふんわりと、余韻のある描き方をしている。
↑比較画像を撮って気づいたが、シェーダーによって太陽の位置が細かく違うようだ。同じ時間で写真を撮ってもシェーダーにより影の位置も異なってくる。
この「いい意味での曖昧さ」が、このシェーダーの懐かしさ…言い換えるなら、思い出の中にいるような感覚を感じさせてくれるのかもしれない。
他のシェーダーより近い距離で周りを囲う、霧の存在もこの感覚を支えているのだろう。霧といえば視界を悪くする、人によっては恐れや不安を煽る存在かもしれないが、このシェーダーのそれは違う。空の光を吸収しているのか、このシェーダーの霧はいつでもうっすらと明るい。朝と昼は白く、夕方は赤く、夕方は青く。
この明るい霧が周囲に広がっていることにより、どちらかというと自分の周りにベールが纏われていて、どこか守られているような、安全地帯にいるような気持ちにさせてくれる。
光と影の優しい描写、うっすらと明るい霧。その2つがこのNostalgiaに優しさや懐かしさを感じさせてくれるのではないだろうか。少なくとも私はそう感じる。
シェーダーの夜は暗かったり灰色がかっていたりとバニラより恐怖感を増すものが多いが、Nostalgiaの夜は、むしろバニラのそれより安全そうにすら見える。空気全体が青っぽい光を受けており、程よく明るく、なんだか涼しそうにも感じる。通常のMinecraftの夜が怖い人にもNostalgiaはおすすめだ。
いい意味で「ぼんやりとした」雰囲気が、あなたをおだやかな気持ちにさせてくれるはずだ。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/nostalgia-shader
Oceano+:ザ・海!リゾート!南国気分が味わえるユニークシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/oceano-shaders
色合い:とても鮮やか
水面:超水色。
大体のFPS:63前後
イメージ季節:夏!!!
(初期状態だとややボヤけるので、スペックに余裕があれば「描画の品質」を×1.5くらいにしよう。必要ならポストプロセスからモーションブラーを切るとよし。)
ユニークなシェーダーをもう一つ紹介しよう。Oceanoシェーダーだ。
Oceanoシェーダーは特に海の描写に優れたシェーダーだ。百聞は一見に如かず。まずはこの画像を見てほしい。
見ての通り水の透明感が非常に強く、海のバイオームでも海底が見えるほどだ。それでいて綺麗な青色をしており、大海原の非日常的な雰囲気を醸し出している。
海の近くで生活をするならぜひおすすめなシェーダーだ。いつでもこの透き通った青い海を眺めたり、泳いだりすることができる。リゾート地や南国風のワールドを作るのなら最適といっても過言ではないだろう。
地上の描写は鮮やかながらも優しい風合いで、主張の激しすぎないオーソドックスなつくりになっている。海の毛色が他のシェーダーと全く異なるため、それを活かすためシェーダーに合わせた拠点や生活になるかもしれないが、綺麗な青色をしつつ透き通った海は一見の価値あり。
やや重めのシェーダーだが、スペックに余裕があるなら是非試してみてほしい。
このシェーダーは南国ディメンションMOD「Tropicraft」との相性が非常に良い。もし興味があればこちらも試してみてほしい。
Oceanoシェーダーのモーションブラー設定はやや深い階層にあるのでオフにする手順の画像を追記。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/oceano-shaders
project LUMA:全体的に爽やか!幻想的かつ写実的なシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/projectluma
色合い:鮮やか。コントラスト強め。
水面:透明~水色
大体のFPS:120前後
イメージ季節:??
project LUMAは、写実的でありながら幻想的でもある、不思議なシェーダーだ。
全体的には王道な作りでありながらも、いくつかの特徴的な点を持っている。それらを一つ一つ覗いていこう。
1つ目は、なんと言っても水の質感だ。projectLUMAの水はOceanoシェーダーのようにファンタジー風な色付きの水でありながら、それと比べて更に透明度が増している。また、水面の反射が特徴的で他のシェーダーよりくっきりと向こう岸の景色が反射されている。
projectLUMAのもう一つの特徴は、一つのシェーダーで複数の姿を見せる空だ。もともとこの記事を書こうと思ったきっかけが季節ごとに合いそうなシェーダーを探してみよう、と思ったからなのだが(そのためシェーダーの季節感についてしつこいくらいに言及している)このシェーダーは時間帯によってその雰囲気を大きく変えている。朝夕は秋のように薄い雲が広がり、日中は春のように穏やかな雲が流れ、夜は冬のように満点の星空になる。各季節の空を一度に楽しめるお得なシェーダーだ。
このシェーダーの空にはまだまだ秘密がある。それは、日中がとても長いことだ。朝は午前3時半くらいから空が明るみはじめ、夕方は日が沈んだ後も午後8時半くらいまで空の端がオレンジに染まっている。
(通常のシェーダーは午前5時くらいから明るくなり、午後7時くらいには暗くなる。)
光と影の使い方や全体的な色合いこそオーソドックスだが、要所要所に個性が走る。王道とも特殊とも言える不思議なシェーダー。それがprojectLUMAだ。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/projectluma
robobo1221s-shader:入れる雲と水面の屈折がリアル!未来的シェーダー!
https://shadersmods.com/robobo1221s-shaders/
色合い:平均的~僅かに淡め
水面:水色系
大体のFPS:50前後(Extreme)85前後(Low)
配布サイトでExtreme,Ultra,High,Medium,Lowの5段階の重さ別ファイルをダウンロードできる。
イメージ季節:春、秋?
robobo1221s-shaderは非常に先進的なシェーダーだ。淡い色合いが特徴的なこのシェーダーには、他にはなかなかない2つの特徴を備えている。
一つ目は空に浮かぶ雲だ。このシェーダーの雲は上層のうすい雲と下層のふんわりした雲の二層構造になっているが、下層の雲はバニラのMinecraftのように、実際に空に浮かんでいる。
Y座標で言うと150程度のところに浮かんでいるため、バニラで入り込むことも、雲の上に建築をすることも可能だ。実際に雲のところまでたどり着けるシェーダーはなかなかない。実際には一律でy=150のあたりに浮かんでいるのに、地上から見ると立体的に、いろんな高さに浮かんでいるように見えるのも不思議な点だ。
2つ目はその水面の描写の細かさだ。
まずは波。他のシェーダーと比べ、robobo1221s-shaderの波は高く、大きく、そしてゆったりと波立っている。そのため遠くから見ると実際に海が広がっているように見えるほどである。
水面の反射が綺麗なのは言うまでもないが、このシェーダーには水面に関して更に秘密がある。水面ギリギリに降り、水面下にある近くのブロックを見てみよう。
そう、屈折による像のブレと色のズレが再現されているのである。水面の屈折がここまで緻密に再現されているシェーダーはなかなか存在しない。
更に水面下から地上を見た時にもこれは適用されている。水中の景色が反射するのはもちろん、地上の景色が歪んで見えるのである。
地上の描写は色が淡めなこと以外は標準的なものに見えるが、夜の描写はこれまた独特である。
このシェーダーの夜はKUDAシェーダーのように彩度が薄い。暗く、色淡く、そして空に浮かぶ立体的な雲も相まって、このシェーダーの夜はどこか神秘的な雰囲気を纏っている。
湧き潰しで夜でも色鮮やかになったKUDAと違い、こちらでは夜の間は灯りの元でも色は淡めだ。夜は一貫して落ち着いた雰囲気を見せている。
実際に入れる雲や水の反射、屈折の描写は特に目新しい。robobo1221s-shaderはパッと見るだけで他にはない2つの特性を見せてくれた。まだ私が気づけていないだけで、まだ隠された特性が存在かもしれない。そう感じさせる奥の深いシェーダーであった。
※雲はUltra以上、水面の屈折はHigh以上から。
【ダウンロードページ】
https://shadersmods.com/robobo1221s-shaders/
KUDA同様、ShadersModsで配布されている。
かなり下にスクロールするとRobobo1221’s Shaders — Downloadというところがある。(緑のダウンロードボタンがたくさん並んでいる)
バージョン別、重さ別にダウンロードボタンが分かれているので好きなものを落とそう。
例えば、2023/9現在(複数バージョンがあるもので)最新で一番高画質なものを入れるなら、「Robobo1221’s v7.1 Shaders:」の枠にある、「Robobo1221’s Shaders All Versions -Extreme」を入れればよい。
SEUS (Renewed):王道ここに極まれり!万能定番高クオリティシェーダー
https://www.sonicether.com/seus/
色合い:標準的~ややおとなしめ
水面:透明・水色・青色の中間くらい
大体のFPS:77前後
イメージ季節:秋~冬?
影MODと言えばSEUS、と言うほど有名な影MODだ。SEUSには現在最初期の無印、改良が加えられたRenewed、実験的要素の加えられたPTGIの3種類あるが、ここでは私が試して一番好みだったRenewedを取り上げる。
初期設定だとボヤけ気味なので、「描画の品質」を1.5倍ほどに上げること、モーションブラーをオフにすることを忘れずに。
さすが有名どころというだけあり、全ての要素が標準的で扱いやすく、かつ1つ1つが高品質だ。
色合いはわずかに大人しめでバニラに近い感覚だ。空は薄い雲が多く、春か秋、もしくは冬のような装いである。
水はやや濃いめの水色で、透明度は絶妙な加減である。10ブロック程度の水深を覗けば、暗くありつつもうっすらと水底に光が届いているのを見ることができる。
SEUSならではの特徴といえば波と光の描写だ。地上の光が水面で反射するだけでなく、水底で地面に当たって反射されているのを見ることができる。特に夜は観光地の照らされた水のような…良い表現が思いつかなかったが、お洒落な雰囲気を楽しむことができる。
ちなみにコレ、ちゃんと名前があるらしい。(コースティクス。日本語で集光模様。)
波自体が穏やかなためそちらより表現はマイルドだが、robobo1221s-shaderのように波による像の歪みが再現されている。
夜の暗さも標準的で、バニラの延長線上のように遊ぶことが可能だ。
扱いやすく高クオリティ。信頼と実績のSEUS。ある程度のスペックはいるが、まずは試してみるのが良いかもしれない。
【ダウンロードページ】
https://www.sonicether.com/seus/
上に貼ったリンク先の、シェーダー作者の公式ページからダウンロードできる。ページを一番下にスクロールするとダウンロードリンクがある。今回紹介したRenewedはPTGIのさらに下にある。
SORA Shaders:水の透明度がピカイチ!個人的現代建築おすすめシェーダー
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/sora-shaders
色合い:標準的~ややおとなしめ
水面:超透明
大体のFPS:125前後(プロファイルUltra) 170前後(プロファイルLite)
イメージ季節:なんでも?
SORA Shadersはとにかく水の透明感に優れたシェーダーだ。少なくとも私の知る限り、一番水の透明度が高い。
画像の通りだが、驚くほど透き通っている。Oceanoやproject LUMAとも似ているが、それらより圧倒的に無色である。
それでいて水深の深いところはしっかり暗くなっており、海や湖に違和感はない。浅い水深ではとにかく綺麗な透明をしているため、現代建築で水路やプールを作るのにもとても合うだろう。
(作者がそう思って名付けたかはともかく、)SORAの名前の通り、空が綺麗なのも特徴的だ。どの時間帯を切り取っても透き通った綺麗な空を見せてくれる。なかでも特に夕方の空は必見だ。青空が少しずつ星空に変わっていく様子と、夕日に照らされオレンジに光る雲がとても幻想的だ。
夜になると様子は一変し、空は真っ黒になり満点の星空になる。地上は夜でも明るく、湧き潰しをしていない場所も行動しやすいため、サバイバルにもおすすめだ。
地上の描写に関しては、光は強すぎず弱すぎず、色合いも標準的でとても使いやすい。どちらかというと控えめで穏やかな色合いで、普段使いにも適している。透明な水に惹かれたら、試してみて必ず損はしないシェーダーだ。
色合いを簡単にいじれるカラープロファイル
SORA Shadersの更に面白い点は、簡単にいじれるカラープロファイルの存在である。シェーダーのオプション設定に行けば、すぐにそれを変更することができる。
ワンボタンで色合いを変えることができ、通常とは違った色合いでゲームを楽しむことができる。12のプロファイルがあり、デフォルトのSORAより色がくっきりするプロファイルが多めだ。個人的にはSORAが一番好みだが、おとなしめな色合いになるPINKや暖色が強めのFirewatchは使いやすそうに感じた。
他のシェーダーでも色の設定をできるものは多いが、ワンボタンで、しかも設定画面に入ってすぐのところで変更できるのはSORA Shadersならではの魅力だ。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/sora-shaders
TME Shaders:まさに特盛!ガッツリ「影MOD」感のあるシェーダー!
https://shadersmods.com/crankermans-tme-shaders-mod/
色合い:色は標準的。光が強い。
水面:透明系
大体のFPS:100前後
イメージ季節:5月とか春だけど暑い日
バニラからの変化を大きく感じたいなら、TME Shadersは1番の選択肢だ。
私がこれまで遊んできた中で、一番「影MODで遊んでいる」感覚を味わわせてくれる。
影は伸び、水は澄み、草木は揺れる。影MODによって起こる変化がどれも大幅に現れている。この影MODはとにかく光が強い。これを導入したら空を眺めてみよう。太陽が非常に強い存在感を放っているのが特徴だ。
このシェーダーを入れたら、自分の建物を日陰から眺めてみよう。光自体も強く、影とのコントラストが大きいため、「自分の建築によって影ができている」様をしっかりと感じることができるだろう。
太陽の影響で昼はとても明るい。では夜は暗いかといえば、そんなことはない。夜は夜で月が光り輝いている。夜は地上も空も明るいため、影MODを入れたいけど暗いのは苦手な人にもおすすめだ。
このシェーダーの特有な点といえば、水の透明度と濁り感のバランスだ。持論だが、Minecraftのシェーダーの水は大抵水色系か青色系、そして無色系に分けられる。このシェーダーのは自然な青色、どちらかというと無色系になるのだが、透明さを持ちつつもほどよい濁りを持っている。
水の透明度が高い場合、綺麗に見えるかわりにしばしば水が水道水のように見えることがあるが、このシェーダーでは高い透明度を持ちつつも自然界の水のように見えるのが特徴だ。
水中の様子も程よく濁っており、水の自然さを引き立てている
太陽がやや眩しいため日の低い午前や夕方は目が疲れやすいかもしれないが、影MODならではの強みを大いに味わうことができる。よりシェーダーらしい表現が欲しくなったときの味変にいかがだろうか。
【ダウンロードページ】
https://shadersmods.com/crankermans-tme-shaders-mod/
KUDA、robobo1221と同じShaders Modsのダウンロードページだ。少し下に「CrankerMan’s TME Shaders — Download」という所があるので、緑のボタンから好きなバージョンをダウンロードしよう。RC、Dev、無印でそれぞれ雰囲気が大きく違うため、すべて試すのも良い手だ。
この記事で紹介したものは、真ん中のDev7だ。
AstraLex:まるで別世界!?世界観そのものを変えてくるスーパーシェーダー!
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/astralex-shader-bsl-edit
色合い:やや鮮やか。ファンタジック。
水面:青色~水色
大体のFPS:60前後(初期状態)
イメージ季節:異世界
モーションブラーがとても強い。シェーダーのオプション設定→Post Process→Motion Blur Menuからオフにしよう。
AstraLexは色々と規格外なシェーダーだ。ただの影MODというよりは、マイクラの見た目を全くもって変えてしまう。
まずは他と全く違う特徴から説明しよう。
太陽の周りの線、空飛ぶカモメなど、どこかファンタジックな要素があるのは先に見せたとおりだ。
また、カーソルを合わせたブロックのハイライト、静止時の手の揺れ、シフトキー長押しによる映画のようなクロップ機能など、ただの影MODではなく多くの機能を追加する。
画像では見えないが、静止時はFPSゲームなどのようにプレイヤーキャラクターの手が動く。まるで自キャラが呼吸をしているかのようだ。
独自要素の中でも夜の星座とオーロラ、流れ星は必見だ。タイミングによっては巨大な惑星や銀河も見ることができ、ただのシェーダーとは思えないような景色を見ることになるだろう。
特有の要素以外に関しては、意外とオーソドックスで使いやすい様子を見せている。光と影はやや強めで夏のような趣を感じさせ、水は濃いめの青色で彩られている。
雲は特有の立体的なものになっている。これは見た目と違いかなり高い位置にあり接触は不可能だ。
設定項目は細かく分かれており、特有の要素を消して単純に質の高いシェーダーとして利用することも可能である。私は太陽の線とカモメのみ消して使用している。
特有の世界観を楽しめるだけでなく、普通にシェーダーとしても使いやすい影MODだ。ややPCスペックが必要だが、余裕があれば試してみてほしい。
追記:このシェーダーには手もち光源の色が持っているアイテムによって変わる仕組みがあるようだ。他にも色々な隠し要素がありそうである。
プロファイルについて
おまけ:プロファイルを変更すると、ボーダーランズのような縁取られた世界観、白黒テレビの見え方、初代プレステのような低画質など見た目を大幅に変えることもできる。(ボーダーランズのみ重め。)
プロファイルをLowやMediumにすると軽量化するかわりにこのシェーダー特有の要素がほぼ消えてしまう。(水の描写も消える)。そのため、基本的には特殊なプロファイルで遊ぶときに使う以外は、自分で設定項目をいじることをおすすめする。(先にも一度書いたが、Google翻訳のカメラ機能が優秀だ。)
デフォルトのプロファイルはカスタムとなっており、Highよりは軽い。初期状態に戻したい場合は「shaderpacks」フォルダにある「§r§lAstra§4§lLex§r§l_By_LexBoosT_§4§lV86.0§r§l.zip.txt」を消去してしまうのがおすすめだ。デフォルトから変更した設定のみがここに記録されており、設定ファイルがなにもない場合はデフォルト設定が読み込まれる。
プロファイルボタンを押して設定を変えると、自分でいじっていた設定は消えてしまう。「§r§lAstra§4§lLex§r§l_By_LexBoosT_§4§lV86.0§r§l.zip.txt」を予め別の場所にコピペして、戻したいときは「shaderpacks」フォルダに戻して上書き保存しよう。
【ダウンロードページ】
https://www.curseforge.com/minecraft/shaders/astralex-shader-bsl-edit
結局軽いのはどれ?
数年前にオンボードのノートPCでKUDA(筆者環境でfps95前後)を使っていたことと、KUDAが2018年で更新終了していることから考えるに、今回の動画でfpsが95以上あるものは普通のノートPC(想定CPU core i3、メモリ4GB、オンボードGPU、くらい)でもある程度動くのではないかと考えている。(もちろん、個々のPCスペックにもよると思われるが…)(確か5fpsとか20fpsとかのカクカクで遊んでいたような気はする)
よって、KUDAを基準にするならば、BSL(fps110)、Chocapic13(Low170,Medium150)、Insanity(115)、KUDA(95)、MakeUp(150)、projectLUMA(120)、SORA(125~170)、TME(100)、あたりは軽いといっても差し支えないだろう。
特にChocapic13の軽いzip、MakeUp、projectLUMA、SORA辺りはとても軽いためおすすめだ。
Chocapic13はダウンロードしたZipを一度展開した後、中身にあるLowやMediumのzipをそのまま.minecraftのshaderpacksフォルダに入れよう
SORAは「設定」→「ビデオ設定」→「シェーダーの詳細設定」→「シェーダーのオプション設定」の中にある「プロファイル」をMediumやLiteに変えるとさらに軽くなる。
【PR】マルチプレイについて
影MOD(シェーダー)は自分の環境で動くため、マルチプレイでほかの人が使っていない時に自分だけ使っていても問題ない。
自分のパソコンの上だけで動くからだ。
よって、影MODを入れることによって通信が重くなってしまう心配をする必要はない。しかし逆に言えば、ホストのPCスペックや通信環境が悪い場合は影MODを抜いても通信状態を改善することはできない。
現在ではJava版Minecraftで無料マルチプレイをする方法がいくつか存在しているが、もしも重たいと感じた場合はレンタルサーバーがおすすめだ。日本語で特に情報の多いConohaが良いだろう。
今なら下のバナーをクリックすることで、Minecraftのマルチサーバー1か月無料で使うことができる。設定も簡単なのでぜひおすすめだ。
使用させていただいた素材・ワールドなど
XIX Century City
https://www.planetminecraft.com/project/xixth-century-city-server/
舞倉市
https://www.planetminecraft.com/project/city-of-maikura-japanese-mega-city/
シード値集1
シード値集2
https://servers-minecraft.net/article/minecraft-120-snow-biome-seeds
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