当サイトはアドセンス及びアフィリエイト広告を使用しています。

ついに妄想だけでアプリが作れる時代になった件について【Create】【生成AI・ノーコードアプリ制作】

こんにちは、まっちゃんです。皆さんは生成AIを使っていますか?最近ブームになっていますが、とにかく便利ですよね。文章を書いてもらったり、絵を書いてもらったり、話し相手になってもらったり…

この前家族Lineに送った「プリンを食べるプリン」の絵(もちろんスベった)

そんなAIを用いてノーコードでアプリ開発ができるサイトが登場しました。その名も「Create」です。

これまでもChatGPT等のAIと対話してプログラムを書いてもらうこと自体はできましたが、コードを動かす動作環境は自分で用意する必要があったり、コードに誤りがあった場合はどこが誤りなのか自分で見つけてそこを指摘するか、自分で書き換える必要があったりと、意外と大変でした。

しかしこのCreateは、AIに作ってほしいアプリの内容をただ書き込むだけでそれを作ってくれます

↓CreateのURL

https://create-xyz-fyi.webflow.io/internal-tools

目次

自分が作りたかったもの

まず私が作りたかったものから説明していきます
それは日本語の質問文を入れるだけで、それを英語に変換してすぐ検索してくれるサイトです。

私は外国製のゲームをよく遊ぶので、情報収集のために英語で検索することがよくありました。特に最近遊んでいるDayzというゲームは、日本で流行っていた時期を過ぎても多くのアプデが入っており、現在は英語で検索しないと正しい情報が得られないことが多いです。

単純なアイテム名の検索などであれば自分で考えれば良いですが、英語名が予想できなかったり、長文で検索したいときも多々あります。

そんなときはいつもGoogle翻訳のページを開き、質問文を自分で書き、帰ってきた翻訳文を検索窓に入れていました

この手間を省く方法はないかと「検索窓の中身をワンクリックで翻訳してくれるブラウザ拡張機能」もしくは「検索窓の中身を英語にしてから検索してくれるサイト」を探しましたが、自分のリサーチ力では見つかりませんでした

自作してみようとも思い、HTMLでガワだけでも作ってみましたが、Javascriptで入力内容をGoogle翻訳に入れ、返ってきたものをGoogle検索に掛けるやり方がわからず頓挫しました

ガワだけ作って頓挫した図

そんな中、ちょうど今日AIと対話するだけでツールが作れるサイトがあると聞いたので、早速使ってみました。その結果…

妄想を書き込むだけでアプリが作れる

凄いです。本当に書くだけです。見ての通り、やってほしいことを書くだけでその通りのアプリを作ることが可能となっています。

一番下の文章はUIの見た目を調整しているだけなので、実質的な指令は赤枠の部分だけです。たったこれだけの文章を書くだけで「仕組みを考える」「UIを考える」「プログラムを書く」の手順をすっ飛ばし、日本語の入力内容を英語で検索してくれるアプリケーションを作ることができてしまいました

「Demo」の部分を押せば自分で作ったアプリをその場で試すことができますし、右上の「Publish」を押せば他の人とそのアプリを共有することもできてしまいます。

私が作ったこのアプリも共有しているので、下のリンクから良ければどうぞ。

日本語入力で英語検索してくれる自作アプリhttps://japanese-to-english-search-2.created.app/

すごいと思った点

作ってその場で試せるのがすごいです。やってほしいことを書いて右下の「Generate」ボタンを押してしまえば、あとは数秒~数分待つだけですぐアプリが完成します。Demoモードにしていつでも成果を試せますし、思ってたのと違う点があればプロンプトを書き直して再度Generateボタンを押すだけです。修正が手軽なのもいいですね。

プログラムの断片ではなく、アプリそのものをが作れてしまうのもすごいと思った点です。
あくまで素人がChatGPTの(最新ではない)3.5を触った時での話ですが、オリジナルのChatGPTは「こういう作業をする」というコードの一部分は作ることができても、すべての動作をひとまとめにした全体のプログラムそのものは作りにくい印象でした。ついでにコードを取りまとめたり修正したり、そして環境を用意して実行したりも人間がやらないと行けないイメージでしたが、このサイトでは全て文章入力とクリックだけでアプリ制作を完結できてしまうのがすごい点です。

もちろんプログラムが書ける人用の機能も搭載されており、画面中央上部のコーディングっぽいボタンを押せば、自分の指示によってAIが書いたプログラムの中身を見ることができます

画像は後述する動かなかったやつ

何より無料で使えるのがすごいですね。Generateは無限にできますし、無料アカウントでも作ったアプリの共有ができます。驚くことにメールアドレスだけで会員登録ができるので非常に楽でした。(パスワードや生年月日など情報不要、本当にメアドのみ)(ログインは毎回メールアドレスの認証メールから)

本当に文章の妄想を書き込むだけでUIもちゃんとした機能する完成形のアプリを作ってくれるので、コードはかけないしChatGPTでのプログラミングも挫折した人にとってはとんでもなくありがたいツールだと感じました。日本語の文章を書く能力だけで、思いついたアプリを作ることができてしまいます。

弱点:できないものはできない(かもしれない)

あくまで少し触っただけでの感覚ですが、弱点も感じました「できないことはどう頑張ってもできない」ということです。自作アプリについて本来はいくつかの追加機能を想定していましたが、いくらプロンプトの言い回しを変えても作れないためそれらをオミットしました。

当初の構想としては、こういったものを妄想していました。

翻訳のブラウザ拡張機能を内蔵し、検索結果や個別のWebページも翻訳したり、原文に戻したりできる

自分としては日本語入力してEnterするだけで英語の検索結果を見せてくれれば十分でしたが、ページ翻訳機能を内蔵することで、英語が読めない人やブラウザ拡張機能を入れることに苦手意識がある人でも自分のWebアプリを使えば日本語で入力するだけで手軽に英語圏の情報を得られるようにしたいと思っていました。

しかしCreateで作ったアプリについてですが、作ったアプリの外にあるページには作用ができないようです。

最初はGoogle翻訳の結果ページに「翻訳/原文に戻す」ボタンを追加し、それを押すことで検索結果ページの言語を切り替えられるようにしようとしました。しかしGoogle検索結果のページそのものをいじることはできないようで、何も変わらないどころか検索ページに遷移しないようにすらなってしまいました

なのでアプリ内でGoogleの検索結果ページを再現することにしました。結果、タイトルを羅列し、「翻訳/原文に戻す」ボタンを配置してその内容をいつでも切り替えられるようにはできました。しかし…

但し書きで強調してみたが変化せず。

赤枠で囲ったように、(ページではなく)Webサイト自体のタイトル、数行の説明文、投稿された日付は表示することができませんでした。書き方を何度か変えても同じです。サイト名は出たり出なかったりしますが、いわゆるガチャ状態ですね。

関連検索ワードやサムネイル画像も表示したかったですが、より重要な要素ができなかったので、この開発はここで中止しました。

理想は本当にGoogle検索結果ページそのものに翻訳ボタンが追加された程度の状態だったが…

また、実はGoogle検索には「検索された地域によって違う検索結果を出す」という機能があります。日本でよく検索されている単語の場合、英語で検索しても日本語のページが出てしまうことがよくあるのです。

もちろん位置情報を偽装すればその地域の検索結果が出ますがその必要はなく、各国版のGoogleを使うことで誰でも合法的にその地域での検索結果を見ることが可能になっています。

アメリカ版Google:https://www.google.com/?gl=us&hl=en&gws_rd=cr&pws=0

私は英語で検索しても日本語の結果しか出ないときのみわざわざアメリカ用のGoogleを使って調べますが、アプリにするなら最初から英語の結果が出やすいほうがいいですよね。

そういうわけで自作アプリにもアメリカ版のGoogleで検索するように指示をしてみようとしたのですが、この指示を入れると検索ボタンが全く反応しなくなってしまいました。他にも「位置情報をアメリカ合衆国に指定して検索してください」「検索には以下のURLを使用してください(アメリカ版GoogleのURL)」など試してみましたが、すべて全滅です。泣く泣くこの仕様も諦めることにしました。

検索ボタンを押しても検索されなくなる

感想:できないというより難しいだけ?

私はプロンプトエンジニアでもなんでもないので、AIに伝わりやすく話せているかと言われるとそんなに自信はありません。もしかしたら、もっとAIに伝わりやすい言葉遣いや、言い回しの工夫ができればこちらの言いたいことを理解して作業をやってもらえるのかもしれません。

とりあえず現状では難しい内容は避けてコアな部分だけ作っていく感じになりそうです。

また現状(2024/4/1)ではこのサイト自体が出たばかりで使い方指南等の情報があまり出ていないので、今後情報が充実してきたらプロンプトを通しやすくするコツがわかってくるかもしれないと感じました。

私は「アイデアを思いついても技術力がないために作れず、そして時間が立って忘れてしまう」ということが結構よくあるので今後もこのツールを使って色々作っていくかもしれないし、作らないかもしれません。

より高性能なツールが出てくるか、指示を通しやすくするための指南が充実してくるか、どちらにせよ本当に妄想しただけの内容を技術力ゼロでも形にできる時代が着々とやってきていると思うと、夢が広がりますね。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次