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ゆっくり実況を作った感想:生声と比較してメリットデメリット・向いてる人向いてない人

こんにちは、まっちゃんです。先日初めて「ゆっくり実況動画」を作成してYoutubeに投稿しました。

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うーん、クソ動画

今回は実際にゆっくり実況で動画を作ってみて思った感想や、メリットデメリット、そしてゆっくり実況に向いている人と生声実況(自分の声で作るゲーム実況動画)に向いている人の特徴をあげてみようと思います。

正直言って生声実況は2年と少し断続的にやっただけで、ゆっくり動画はこの一本を作っただけなのでこの記事はほとんど初心者が書いただけのものです。実際にゲーム実況やゆっくり実況を始めたい人や伸ばしたい人は他の記事を探すのをお勧めします。

以降、「普通に自分でしゃべって作るゲーム動画」は「生声実況」と表記します。

目次

感想・メリット

プレイしながらしゃべることを考えなくても良いので撮影が凄く楽

ゆっくり実況では、先に撮影を済ませてから後付けで動画にゆっくり達の会話を付け足していきます。

なのでプレイ中は映像を撮ることだけに集中することが可能です。

生声実況をしていた時は喉の調子を整えたり、緊張を解いたりと録画を始める前に色々とハードルを抱えていたのでそれらをすっ飛ばして気楽に撮影に取り掛かることができます。

またその場でトークを考えて話す生声実況と違い後からじっくり考えて会話を付け足せるので、普通に撮影して居たらおそらく無言になっていたであろう場面にもゆっくり達の会話劇をプラスすることができます。

ゆっくり実況はブログに似ている!

始める前から何となくそんな気はしていましたが、ゆっくり実況作成はブログ執筆に似ています。とはいっても普通の生声実況と比較しての話ですが…

うまく伝わるかわかりませんが、生声ゲーム実況は「経験」と「制作」を同時に行いますが、ゆっくり実況やブログは「経験」と「制作」が完全に分かれています。

「経験」というのは実際にその出来事を経験することであり、「制作」というのはそれに関して公表するためのものを作ることです。ゲーム動画(ブログ)で言うなら「経験」はゲームを遊ぶ経験をすることで、「制作」は経験して得た情報をもとに公表する動画(記事)を作ることですね。

生声のゲーム実況ではプレイをしながら面白いことを言えるように頑張る必要がありますが、ブログやゆっくり実況ではゲームを遊ぶときは遊ぶことに集中し、後付けで文字情報を入れられます。

自分の経験に対して後付けで文字情報を与え、それを世に公表するという点でゆっくり実況とブログはよく似ていると感じました。

もしも生声実況を執筆関係に例えるとしたら手記でしょうか。と言ってもそんなにリアルタイムで書く手記は現実だとなさそうですが…(ゲームやマンガで既に死んだキャラが今起きている出来事に関してその場で書き続けて主人公たちに遺すイメージ)

とにかく、ゆっくり実況ではゲームプレイは気楽に行い、後から情報を付け足すことが可能です。

普通の生声ゲーム実況でもアフレコによって声を入れることは可能だと思いますが、今実際にプレイしていないのに今その場でその出来事が起きているかのように感情表現をする必要があるので、通常以上に演技力が求められるでしょう。また、音ズレが出ないように気を付けて編集をする手間が増えます。そういった心配をせずに後付けで声を入れられるのがゆっくり実況の強みですね。

カット編集が減る

人によると思いますが、ゆっくり実況だとカット編集の必要性が減ります。まず一つ目に言い間違いが起こらないからです。自分でしゃべっていると言い間違えて言い直すシーンがでてきます。通常ならそういったシーンをカットして見やすくする必要がありますが、ゆっくり実況は後から文字を打ち込むだけなのでカットする必要性がなくなります。ミスタイプが起こらなければ言い間違いそのものも起きませんし。失言やつまらないギャグについても同様です。(編集時に面白いと思ってしまえばゆっくりでも起き得ますが…)

また無言になってしまうことも防ぐことができます。普通の生声ゲーム実況では無言になってしまった場合カットをすることが多いですが、ゆっくり実況ではその心配がありません。後付けで言葉を考えればよいので例えすぐに何を言えばいいか思いつかないシーンでも、時間をかけて考えることでトークを作り出すことができます。もちろんじっくり考えないとセリフを思いつかないようなシーンはカットするに越したことはないと思いますけどね…

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↑うまく喋れなかったときにカットしないとこうなります。

深夜でも撮影できる!(部屋の防音性がなくても心配ない!)

なかなかうれしいのが撮影時間の心配をしなくてよいということです。特にアパートなど音漏れが激しいところに住んでいる場合、ゲーム実況をしようと思うと周りに聞こえない時間帯を選んで行いたいですよね。

騒音になって迷惑になる、身バレする、そもそも聞かれるのが恥ずかしいなど問題点は色々あると思いますが、そういった問題をゆっくり実況ならすべて解決することができます。

録画するときは無言でプレーして、後から声を付け足すだけですからね。

普通は深夜にネタを思いついても次の時間のある日に回す必要がありますが、ゆっくり実況ならその場で撮影して、また暇なときに編集を行うことができるでしょう。

台本ありなら生声実況の難易度はゆっくり実況とあまり変わらないが、それでも手間は変わる

普通の生声実況でも解説系の動画など、あらかじめ台本を作ってから始めるものであればリアルタイムにセリフを考える労力は低いです。しかしそれでも聞き取りやすい程度にテンションを上げることや、良い間違いによるカット編集などゆっくり実況では普通に実況するより手間が少ないです。

デメリット

まだ一個作っただけなのであまり感じていないですが、こんな感じでしょうか。

初期設定が必要(実は簡単)

今回僕は「ゆっくりMovieMaker」というソフトを使用して動画を作成しました。新しいソフトを使うから、かつてAviutlを始めた時のように色々ダウンロードしたりソフトの操作を覚えたり色々しなきゃいけなくて大変そうだと思っていましたが、意外と簡単に始めることができました。

【ゆっくり実況の作り方#1】ゆっくりムービーメーカー3導入編●ダウンロード→インストール→初期設定→動画編集→AviUtl動画出力【ゆっくりMovieMaker3&AviUtl】【ゆっくり実況の作り方#1】ゆっくりムービーメーカー3導入編●ダウンロード→インストール→初期設定→動画編集→AviUtl動画出力【ゆっくりMovieMaker3&AviUtl】

今回は検索結果で一番上に出ていたこちらの動画を参考にして導入しました。

13分でゆっくり動画の作り方をマスターすることができます。設定のみやや特殊ですが、フォルダの置き方や操作方法などはAviutlに非常によく似ているので、Aviutlに慣れているならすぐに使いこなせるようになることでしょう。

そうでなくても、動画を何度か見返せば理解できると思います。思っていたより簡単です。

個性が出しにくい

むしろ安心感を与えられる可能性はありますが、ゆっくり実況は皆が似た声、似た見た目のキャラを使うことが多いです。なので自分の声や声色によって個性付けできる生声実況よりも個性を見せるのは難易度が高いかもしれません。

ゆっくりMovieMaker3には抑揚をつける機能はありますが、感情を付ける機能はないので感情表現に関する限界もありそうです。

出力がやや重い

今回の動画をフルHDで作ったことも関係あるかもしれませんが、動画として出力するのにやや時間がかかります。

今回使用したYukkuriMovieMaker3には独力での動画出力機能がないので、一度exoファイルにしてAviutlに読み込んで出力する必要があります。しかし読み込むとゆっくりの瞬きや口パクも一つ一つオブジェクトになっているためタイムラインがオブジェクトでいっぱいになり重たくなります。

とはいえゆっくりは2010年台前半からあるので画面サイズを大きくしすぎなければ低スペックPCでもよっぽど大丈夫なのではないでしょうか。

いきなり使えなくなるリスクがある。(ゆっくり茶番劇商法登録問題)

ついこの間(2022年5月)「ゆっくり茶番劇」が商法登録され、また取り消されるという出来事がありました。

今回のは極端な例ですが、他人の著作物を借りている以上それが急に使えなくなるリスクは負うことになります。

普通のゲーム実況の時点でそのゲームの著作権についてグレーゾーンの綱渡りをしているので、よけいに一つ心配事が増えるという点ではデメリットかもしれません。

ゆっくり実況に向いている人

ざっと並べるとこんな感じでしょう。

  • 素早く考えるよりゆっくり考える方が得意
  • 一つ一つの事に集中したい
  • 文章(セリフ)を書くのが得意
  • 場所や時間を気にせず撮影したい(音漏れ対策)
  • Aviutlの操作になれている

まずはは収録の場面についてです。ゆっくり実況ではしゃべりながらゲームをプレイする必要がなく、後からじっくり考えてセリフを書くことができます。なのでじっくり考えたい人や、作業は一つ一つ順番にやりたい人におすすめです。セリフを書くのに慣れていると編集がやりやすいかもしれません。

自分でしゃべる必要がないので音漏れを気にせず収録できるので、防音性の低いところに住んでいる人や共同生活をしている人にもおすすめです。

Aviutlの操作になれている人にもおすすめです。出力時にAviutlを使用するということもありますが、ゆっくりMovieMaker3の操作方法はAviutlにとても似ているからです。

生声実況に向いている人

  • 頭の回転が速い
  • マルチタスクが得意
  • リアクションが得意
  • 声や話し方についてよく褒められる
  • 他人の著作物を借りるリスクは少しでも減らしたい

生声実況ではゆっくり実況とは逆のスキルが求められます。ゲームを遊びながらしゃべり続ける必要があるので複数の事を同時に処理する能力や、起きたことにすぐ言葉を放ってリアクションする能力が必要です。

声や話し方が特徴的なら生声実況において強い武器になるでしょう。また自分の声を使用するため著作権について考える必要が(ゆっくり実況と比べて)少し減ります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

作ってみて意外だったのが生声実況よりゆっくり実況の方が手間が少ないという点です。作る前は編集量が増えそうだと思っていましたが、結局字幕を付けるのであればゆっくりは字幕を入れるだけでセリフも付くので(実際には主従が逆だけど)カット編集が減る分編集も楽でした。

始める際のネックになっていた初期設定も意外と簡単だったので、生声実況に難しさを感じている人はぜひ一度ゆっくり実況を試してみてはいかがでしょうか。

↓関連記事!Aviutlと同じかそれ以上に高性能な無料編集ソフト、Davinchi ResolveとAVIUTLを比較しました。といってもゆっくり実況をするならAVIUTL一度ですけどね… 生声派・字幕派の人はぜひ見てください!

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