追記:残念ながらEchoVRは2023/8にサービスが終了しました。この記事は2023/5時点での情報になります。
EchoVRってどんなゲーム?→無重力3Dサッカー!
EchoVRはどんなゲームかと聞かれたら、僕は無重力空間で行うサッカーのようなものと答えると思います。
ただし使うのは手で、ボールではなくディスクを追いかけます。
人数はおおむね5VS5なので、サッカーよりもフットサルに近いかもしれませんね。
オフサイドなどの難しいルールはありません。非常にシンプルなルールで、スタジアム中央に現れるディスクを手で運び、相手のゴールに投げ込んだチームの得点になります。
無重力空間なので宇宙ステーション内のように壁や物をつかんで反動で移動するか、スラスターを噴射して移動することになります。
EchoVRの良いところ・楽しいところ
無重力3次元空間で飛び回れる!
まずこれが楽しいです。先述のように無重力空間で試合が行われるので、壁や床を突き飛ばした反動で飛び回ったり、スラスターの噴射で360度動き回ることができます。
酔いが心配な人もいるかもしれませんが、動き回っても上下はちゃんとそのままなので、通常のVRゲームで大丈夫であれば大丈夫だと思います。

サッカーやバスケみたいな楽しさ!
家に居ながらにして球技を遊ぶ楽しさを味わうことができます。
普通の球技は地面の上と多少ジャンプする程度のほぼ2次元空間上で行われますが、このゲームでは天井から床まで見た感じ20メートルほどある空間を自由に使って試合を行います。VR空間ならではのスポーツを楽しめて面白いです。

球技が苦手でも遊べる!
筆者は球技がへたくそですが、それでも楽しむことができます。サッカーでもハンドボールでもバスケットボールでもドリブルはややコツがいりますが、このゲームではディスクを手に持ったまま移動することができるのでドリブル系の動作が苦手でも大丈夫です。
人数の関係上相手がゴールキーパーを置いているとは限らないので、ダンクシュートのようにディスクを手に持ったまま自分ごとゴールに突っ込んでも構いません。投げる動作が苦手でも安心ですね。
ただし止まっているディスクを取るにしても味方のパスを受け取るにしても、キャッチの動作だけは頑張ってできるようにする必要があります。とはいってもグリップボタンを握ればキャッチできるのでリアルよりは楽ですけどね。
格闘による貢献も!
もしどんなに球技が苦手だったとしても、格闘をすることでチームに貢献することもできます。実はこのゲーム、相手の頭を殴ることで相手を1秒ほどスタンさせることが可能です。ディスクに干渉して貢献するのが苦手なら、相手を少しでも行動不能にして仲間をサポートしましょう。
球技なのに殴ってOKなんて、暴力を受けてもケガをしないVRゲームならではですね(笑)

実力が近い人とマッチングする?
まだ数回しか遊んでいないのではっきりとはわかりませんが、おおむね自分と実力の近い人が試合ではマッチングするようです。
というのもまた後述する話でロビーでは非常に自由自在に動き回るプレイヤーが練習をしていてものすごい技術差を感じて驚きますが、普通に試合をする分には次元の違う相手と戦うことはないからです。
初心者でも安心してマッチに参加することが可能です。
しゃべらない人多め
チームプレイが重要なゲームに思えますが、意外としゃべる人は少なめです。時々英語でしゃべっている人もいますが無言の人が多いのでわからなかったら黙っていても大丈夫そうです。
他のゲームと比べて日本人っぽいユーザーネームの人が多いです。日本人にも人気なのかもしれないですね。
無料!
書き忘れていましたが非常にうれしいポイントですね。このゲームは非常にクオリティが高いにも関わらず無料で遊ぶことができます。
広告等もなく、おそらくスキンの販売で収入を得ているようです。応援したい人や個性を表現したい人は買ってみてはいかがでしょうか。
残念なところ
HighPingに厳しい
Pingが高いとこのゲームは結構遊びにくいです。(Ping≒通信の遅さを表す数値のようなもの)
アメリカにサーバーが置かれているようで、日本から遊ぶと低くてもだいたい120pingくらい行きます。悪いと200pingを超えることもあります。(ping100でだいたい0.1秒の遅れ)
結構瞬発力が必要なスポーツなので、0.2秒の差は大きいです。例えばキックオフの瞬間、このゲームではスタジアム中央に出るディスクを拾うのですが相手と同時に拾ったと思ったときは大体相手に取られています。
また速いシュートのキャッチなども非常に難しいです。
常に0.1~2秒後の世界を見て動くことになるのでディスクの取り合いで勝つには頭を使う必要がありそうです。
人数差があってもそのまま試合が進む&途中参加なし
このゲームは基本5VS5です。しかし人数が足りなかったときもそのまま試合は開始します。
例えば4VS4の時もあれば、3VS4の時もあります。
しかし僕が遊んだときには一度2VS5の試合もありました。自分は5人側で簡単に勝利してしまったのですが、相手チームは人数差でなすすべがなかったのでとても可哀そうでした。
途中退出はありますが途中参加はないので、一度人数差がついてしまうとそのまま、あるいはもっと悪化して試合は続行します。
ゲーム内容的に人数差はかなり重要なのでこれは早いところ是正してほしいところですね。
賛否両論になりそう?
結構わちゃわちゃする(最初だけかも)
自分がまだ始めたばかりの低ランクで、同じ低ランクの人とマッチングするからかもしれませんが、だいぶ”団子”になります。
“団子”は少年サッカー用語で、分かりやすく言うと皆がボールに群がるということです。自陣にボールが来れば皆それを取りに行き、敵陣にボールが行けば皆で追います。なのでポジションなども特に発生しないです。
またパスをする人も少ないです。みんなシュートを撃ちたいというのもありますが、このゲームで狙ったところに投げるのはとても難しいし、相手がキャッチをうまくできる人間かもわかりませんからね。
なので本当に幼稚園時代のサッカーのような雰囲気になりますが、これはこれで楽しいです。ただもしかしたら自分の予想の通りランクが上がっていったらパスをしたりポジションについたりと戦略性が上がっていくのかもしれません。
総評・その他・感想
とても楽しく遊べるゲームだと思います。家で思いっきり動き回れて楽しいです。遠くのディスクを取ろうとして家の壁を殴ってしまうのが玉に瑕(笑)
実は遊ぶ前はトップ画像からドッジビー(フリスビーでやるドッジボール)のゲームだと思っていたのですが、がっつり球技系なゲームで驚きました。

ロビーの練習場に行くとよく物凄くうまい人たちが練習していて、空中で宙返りしたり超高速でディスクをシュートしたりしていて「練習次第でここまでうまくなれるなんて奥の深いゲームだ」と感じました。ひょっとするとうまい人のプレイを見るのは自分でプレイする以上に面白いかもしれませんね。
今思い出しましたが、遠距離からシュートすると得点が3点になります。(通常は2点)どちらかというとサッカーよりバスケットボールに近いのかもしれません。ただトラベリングや24秒ルールなど難しい決まりはなく、ただボールを前に持って行ってゴールに突っ込めばいいのでルールに関してはかなりシンプルさを追求したようです。eスポーツになれそうなゲームなので、今後公式大会が行われたりしたら戦略性が出るようにルールが増えたりするんでしょうかね?
これは取る側からしたらメリットなので残念な点には書きませんが、このゲームでは相手の持っているディスクを直接キャッチして奪うことができます。これが特に演出や効果音などなしに行われるので自分がディスクを持っていると思ったら気づいたらディスクがなくなっているということが結構よくあるのでディスクが取られたら効果音などなってほしいなぁと感じました。対処法としては目の前にディスクを持っておくことでしょうか。
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