通常のマルチプレイでは、サーバーを開いた人、つまりホストが座標の表示や味方へのダメージのオンオフなどを設定画面から切り替えることができます。
しかし、realms、Aternos等のサーバーでは、サーバーの機械がホストという扱いになるので、これらの設定(ゲームルール)を通常のやり方で変えることができません。
ですが、コマンドを使うことで、ゲームルールは変えることが可能です。
基本のこと
(各項目の最初にある画像はデフォルトのものです。コマンドを打つとこれと逆の状態になります。)
基本的には「/gamerule ルール名 true/false」という文法です。trueは正、falseは偽(本当でないこと)を示し、trueならそのルールをアリにし、falseならナシにします。
コンソールから打ち込むか、自分のキャラにOP権限を与えて、チャット欄から打ち込んで下さい。
味方へのダメージをオフにする
/gamerule pvp false
このコマンドを打つことで、ほかのプレイヤーを攻撃できなくなります。falseをtrueに変えれば、攻撃をアリに戻せます。
TNTの爆発やディスペンサーの罠等での攻撃は防げませんのでご注意ください。
座標を表示するようにする
/gamerule showcoordinates true
このコマンドを打つことによって、画面左上に座標を表示できるようになります。
友達と合流するときや、家に帰るときに便利ですね。
火の延焼(燃え広がり)をオフにする
/gamerule dofiretick false
このコマンドにより、火の延焼をナシにできます。うっかりミスによる火事を防いだり、木製建築で気軽に暖炉を作れるようになったりと、これも場合によっては便利な設定です。
(森の開発が大変になりますが…)
TNT火薬の爆発をオフに
/gamerule tntexplodes false
このコマンドを打つとなんと!TNTが爆発しなくなります!!!いたずらっ子と遊ぶ場合は必須かもしれませんね(笑)
ただし、これを打ってもクリーパーは爆発しますのでご注意ください。
モブのアイテムドロップをオフに
/gamerule domobloot false
これはMOBのアイテムドロップをオフにします。アイテムだけでなく経験値も落とさなくなるので気を付けてください。使い道があるとすれば、PVEサーバーを作るときなどでしょうか…。
自然再生をオフ =食事、満腹度による自然回復をオフに
/gamerule naturalregeneration false
自然再生ってなんのこっちゃ?!となりますが、HPの自然再生のようです。通常、食べ物を食べ、満腹度が限界近くあると体力が自然に回復しますが、このコマンドを打つと回復しなくなります。
配布ワールドを作るときなど、ポーションやコマンドのみで回復させたいときに使えるかもしれません。もしもハードコアサバイバルでこのコマンドを使ったら…?!
タイルからのドロップをオフ =ブロックを壊してもアイテム化しなくする
/gamerule dotiledrops false
これを打つと、ブロックがアイテム化しなくなります。掘ることだけでなく、クリーパーの爆発などでもドロップしません。このコマンドにどんな使い方があるのかは、君自身の手で確かめてくれ!!!()
即時リスポーンをオンに=死んだら問答無用で復活
/gamerule doimmediaterespawn true
ああ!死んでしまった!メインメニューなんて押すわけないだろばっきゃろー!
そんなときに使えるのがこのコマンド。これを使うと、死んだ時にメインメニューに戻るか聞かれずにすぐにリスポーンします。
リスポーンするまでの時間自体も短くなりますので、PVPの練習などにもってこいですね。
復活範囲を変更=リスポーン位置のばらつきを決める
/gamerule spawnradius 1
リスポーンする場所のばらつきを指定することができます。1の代わりに自分の入れたい数字を入れてください。
例のように1にすれば、必ず決まったマスにスポーンしますし、100にでもすればリスポーン位置はかなりばらばらになります。
初期スポーンにロビーなどを作るなら狭めにしておいた方がいいでしょうし、PVPワールドでリスキルを防ぐなら広めにしておくとよいでしょう。…普通にサバイバルをする分には気にしなくていい項目だと思います笑。
常に昼間(夜)に=時間の流れをオフにする
/gamerule dodaylightcycle false
コマンドでこれを使う場合、時間が昼になるのではなく、今この瞬間の時間で固定されます。
昼間にこのコマンドを打てば世界はずっと昼になりますし、夜にやれば夜のままになります。(falseをtrueに変えて打てば戻ります。)
/time set 数字 のコマンドで、好きな時間にいじってから打ち込むとよいでしょう。ずっと昼の建築ワールドを作るもよし、黄昏の世界を作り上げるもよし。
持ち物の保持をオン=死亡時にインベントリの中身を失わない
/gamerule keepinventory true
強力なお助けコマンドです。これを使えばマイクラ界最大の敵†全ロスト†も、もはや無力そのもの!
普段忙しい友達と遊ぶときなんかは必須かもしれませんね…!
モブの出現をオフに
/gamerule domobspawning false
ピースフルにはしたくないけど、モブが邪魔!そんな時にこのコマンドを打てば新たにモブがスポーンすることがなくなります。もともといるモブは消えないので、そこはご注意ください。(ご安心ください?)
モブによる妨害をオフ=モブが地形を破壊しなくする&モブがアイテムを拾わなくする
/gamerule mobgriefing false
少し複雑な意味のコマンド。モブがブロックを破壊できなくなり、アイテムを拾わくなります。クリーパーに家を破壊されるのにうんざりしたあなたに。
エンティティのアイテムドロップをオフに
/gamerule doentitydrops false
このコマンドを打つと、エンティティを壊してもアイテム化しなくなります。エンティティとはどんなものなのかはWikiを見てください。
この中で壊せるのはボート系とトロッコ系なので、乗り物を壊してもドロップしなくなるくらいの認識でいいと思います。
(額縁と防具盾は何故かアイテム化する)
天候を固定する
/gamerule doweathercycle false
天候の変化をオフにすることで、現在の天気に固定することができます。建築中に暗くならないように晴れで固定するもよし、ずっと雨にして水没した世界を演出するもよし。
ちなみに天気は
/weather clear
/weather rain
/weather thunder
でそれぞれ晴れ、雨、雷にできます。自分の好きな天気になるまで待つ必要はないってことですね!
ちなみに/weather queryと打つと現在の天気を教えてくれます。洞窟にいるときに使ってみてもいいかもしれませんね。
ランダムなティック速度を変更
/gamerule randomtickspeed 10
説明が難しいですが、時間そのもの以外の時間の流れを早くします。この数字を上げると、草の繁殖が早まり、木や作物が早く成長するようになり、水や溶岩がより早く流れます。
ただし時間そのものが早くなっているわけではないので、昼から夜になるのははやくなりませんし、自分やMOBの動作も元の速さのままです。
以上がマイクラBEマルチサーバーでワールドの設定をする方法でした!!マルチプレイでも、自分好みのルールで遊んじゃいましょう!!!
コメント
コメント一覧 (2件)
実験機能をONにするにはどうしたらいいでしょうか?
自分のMinecraftで実験機能をオンにしたワールドを作成し、それをAternosにアップロードしてください。
ワールドのアップロードの手順は以下のとおりです。
BE(Windows版)
https://mattyan.org/aternos-win10-world-upload/