2023/6/9追記:現在無料でPro版のダウンロードが可能になっています。以下のページにアクセスし、Forgeの人は左の列から、Fabricの人は右の列からダウンロードしてください。
https://www.patreon.com/posts/physics-mod-pro-81980418
2023/8/21追記:古い記事はそのままですが、新しい記事には新しいバージョンのリンクが追加されていきます。以下に貼ったPatreonの記事一覧で新しい記事が見られます。どの記事にもリンクがついていますが、新しい(上の方)の記事には1.20以降の最新バージョンのPhysics MODが貼られているので活用してください。
https://www.patreon.com/Haubna/posts
以下、所版の文章です。
こんにちは、まっちゃんです。
まずは見てもらうのが分かりやすいと思うので動画をどうぞ
※この解説記事は2022年1月のものなので今後のバージョンアップ等で仕様が変わる場合があります。
※このMODは有料です。
物理水の召喚方法
このMODを導入すると物理的に動くリアルな水が追加されますが、バニラの水を置き換えるのではなく、バニラの水とは別に物理的な水が追加されます。
つまり、海や川にある水はバニラ仕様の水のままで、物理水については自分で設置してやる必要があります。
設置方法は簡単ですが、少し変わっているので解説していきます。
二種類の物理水
物理的に制御される水は2つ種類があります。1つ目は設置個所から無限に水が流れ続けるもので、もう一つは置いた場所から数ブロック分の水だけを一時的に出すものです。
普通のエンチャントテーブルを置き、破壊することで物理版の無限水源を設置することができます。
エンチャント台から出た水は出した場所を埋め立てない限りそこから流れ続けます。
濡れたスポンジを置き、破壊することで限られた量の水を出すことができます。
濡れたスポンジで出した水は出るのは破壊した一瞬だけで、蒸発しきればそれでおしまいです。
プールや滝などずっと水が有って欲しいところにはエンチャントテーブル、水滴だけの演出に使いたいときには濡れたスポンジと使い分けると良いでしょう。
設定項目
設定は「設定」→「Physics Setting…」→「Liquid Settings」から行うことができます。
設定項目は以下のようになっています。ひとつずつ詳しく解説していきます。
Liquid Physics : オン/オフ
基本オンにしておきましょう。オフにすると物理水がすべて消去されます。
設置しすぎて重すぎたときなどに使えますね。
Water Density (水の密度)
他の物理演算ゲーなどで物理エンジンで作られた水を見たことがある方は分かるかもしれませんが、物理エンジンの水は細かい粒子、つまり水の粒の集まりによってできています。
このWater Densityの数字を上げると物理水は細かい粒子で構成されるようになり、数字を下げると大まかな粒で構成されるようになります。
密度の数値が最小の3だと水1つぶで1ブロックほどありそうな感じですが、最大の密度8だと手ですくえそうなサイズになっていますね。
水の粒の大きさの影響で密度が小さい方が水量自体も増えるようです。家具など細かいところでは密度を大きく、池など大きなところでは密度を小さくすると映えるかもしれませんね。
密度が高い方がCPUへの負荷も高まるので気を付けてください。
また、これは設定を変えても設置済みの物理水の密度は変わらず、次に置いたものから適用されるようになります。
Liquid CPU Threads(物理水の演算に使用するCPUスレッドの数)
要するにパソコンの計算能力をどれくらい物理水に割り当てるかと言うことのようです。これを上げると水の描写が滑らかになりますがMinecraftの方のFPSが下がります。
自分の環境ではいまいち違いはわかりませんでした。
Liquid Max Source Distance (水が何ブロック先まで流れていくか)
このMODで追加された物理水は無限には流れていかず、ある程度発生した場所から離れると消滅してしまいます。
ですがこのLiquid Max Source Distanceの数値を変えることで水が残る距離を変えることができます。
デフォルトの6だと空中で消えていますが、最大の距離40にすると崖から下に落ちて跳ね返るくらいに余裕がありますね。
当然距離を増やすと不可も増えるのでお気をつけて。
Physics Lifetime(物理水が消えるまでの秒数)
水源もしくはスポンジから発生した物理水は、動いた距離以外にも時間経過でも消滅します。
消える時間にはばらつきがあるので、消え始めるまでの秒数といった感じでしょうか。
購入方法:月額課金制
最初にも書いた通りこのMODは有料…というより支援のお礼としてダウンロード権が与えられるような形になっています。
Minecraft Physic Modには無料版もあるのですがいくつかの機能が制限されており、物理的な水は無料版では使うことができません。(一時期マイクラ実況で流行っていた、ブロックがリアルに壊れる機能が無料版にもあるメインコンテンツです)
作者のPatreonからコースを選ぶことができます。Patreonは海外のクリエイター支援用サイトです。真ん中の10ドルのコースからMODのダウンロードが可能になります。【注意】一番安い月3ドルのものはDiscord参加権のみでMODのダウンロードの権利は得られません。
コースを選ぶとまずPatreonの会員登録画面がでます。名前・メールアドレス・パスワードを決めればすぐ登録完了です。
登録が終わると支払い画面になります。Patreonから直接支払うか、Paypalを使用して支払うこともできます。どちらにせよクレジットカードやデビットカードが必要です。
支払いが完了するとパトロン(支援者)となり、投稿が見られるようになってMODのダウンロードができるようになります。
Patreonの解約方法
やめたいと思ったら右上のアイコンから「メンバーシップの管理」→「編集」→「メンバーシップを編集またはキャンセル」→「メンバーシップをキャンセルする」の流れで解約することができます。
支援目的のサイトの使い方としてふさわしくないとちょっぴり罪悪感があったのですが、解約後に出てきたアンケートの一番上に「得点を受け取るためにパトロンになり、それが手に入った」という項目があるので割とよくあることなのかもしれませんね( ;∀;)
解約しても翌月の1日までは投稿を見ることができます。また支払いも毎月1日に自動で行われるので、継続しない場合はすぐに解約してしまって大丈夫です。とはいえ支援し続けることでMOD作成の質やスピードに貢献できるのは間違いないのでまず試してみて決めると良いでしょう。
注意点:重たい
このMOD、MinecraftのMODの中でも最高峰で重い方です。
特にCPUとメモリへの負荷が大きいです。僕の使っているCPUはintel core-i7 9700とゲーミングPCの中では中くらい、パソコン全般ではだいぶ良いスペックのものですが、これでも水の密度や距離を上げることで簡単に使用率100%に届いてしまいます。
メモリもMinecraftの起動構成で12GB割り振っていますが、水を出している間は大体9GBほど使われています。
GPUはそこまで使わないのでグラボ付きのゲーミングPCでなくても動くかもしれませんが、CPUは良い物でないと動かないでしょう。メモリも多めに必要です。
水の密度が一番重さに影響を及ぼしている気がします。密度の大きい水、特に密度6以上の物は一つ召喚するだけでも非常に重くなりました。
影MODとの併用はオススメ
このMODは意外とGPUを使用しません。よって影MODを使用しても十分遊ぶことができます。
むしろ影MODを入れることによって物理水の粒子の表面がシェーダーごとの水の見た目と統一されて見た目がより自然になります。
影MODを使用する場合はForge+Optifineではなく、Fabric Loader+iris shaderで行う必要があります。
Fabric Loaderのインストールをし、FabricAPI、iris shader、sodiumの3つをmodsフォルダに放り込むだけでOKです。後はshaderpackフォルダに入れてあるシェーダーをそのまま利用可能です。
おすすめ設定:ブロックの崩壊をオフにする
このMODを導入すると下が地面とつながっていないブロックは基本的に他のブロックが壊れたときに崩壊します。
例えば下の家、きちんと柱を小まめに建て、その上に一面木材で屋根を作っています。ここで一番手前のブロックを壊してみましょう。
すると無残にもこの通り、下に柱があったところ以外(なぜか1ブロック生き残っていますが)横向きの柱も含めて崩壊してしまいました。
これはこれでシビアなサバイバルが楽しめそうですが、水流をいじって遊ぶには不便ですよね。そんな場合は「設定」→「Physics Settings」から、右下の「Server Settings」を選び、その中の右上にある「Collapse Blocks」をオフにすることで重力による崩壊をオフにできます。
リクエスト
このMODで試してみて欲しいことがありましたらYoutubeのこの動画のコメント欄に書き込んでみてください。時間とやる気とPCスペックが足りていたらやってみて動画にするかもしれません。
コメント