ちょっと某所で問題になりかけたので。
結論から書くと原因は(少なくとも自分の場合は)「メモ帳で下書きをしているから」でした。
一応定義の確認「まぬけ引用符」とは
アポストロフィーやクオーテーションマークは、まっすぐなものと曲がっているものがあります。結論から書くとこれは曲がっている方が正解です。
間違っている引用符を「まぬけ引用符(Dumb quotes)」と言います。この2つには他にもいくつか呼び名があるようですが、今回は割愛します(参考)
タイプライターが活躍していた時代にキー数を節約するために左右の別を省いたクオーテーションとして誕生したようですが、現在は通常の英文では使わないことが推奨されています。
Wordなどにこれが混ざってしまうことが
Wordなどで英文を書いたり管理している時に、このまぬけ引用符が混ざってしまうことがあるかもしれません。ある程度ちゃんとしたところに提出する文章だとまず指摘されると思います。
原因:メモ帳などのテキストエディタからコピペしているから
メモ帳、サクラエディタ、VScodeなど、テキストエディタで入力をすると基本的にすべてまぬけ引用符になります。
テキストエディタではまぬけ引用符が出てしまう理由ですが、プログラミングでは現在でも真っ直ぐな引用符やアポストロフィーが使用されているからだそうです。
結論:英文を書くときはテキストエディタを下書きとして使わず、Word等で直接書こう
結論としては、メモ帳などのテキストエディタを下書きとして使わなければOKです。Wordで直接入力すれば、アプリが自動で開く引用符と閉じる引用符に変換してくれます。
ちなみにテキストエディタでも全角で入力した際はまぬけ引用符ではなくなりますが、全部閉じる方の引用符にされてしまうためこの場合も使用は推奨しません。
検証
一応これがアプリ側の問題ではなく、テキストエディタそのものが曲がった引用符を扱えないことを示しておきます。
↓他のテキストエディタでもまっすぐな引用符が入力されることの例(Visual Studio Code)
↓例2(サクラエディタ)&Wordに移してもまっすぐなまま
↓メモ帳で書いたものをコピペすると、ブログ執筆ツールのWordpressでもまっすぐなまま
これはメモ帳、Wordのみのアプリによる問題ではなく、「テキストエディタで書いた英文の引用符&アポストロフィーはまっすぐになり、それは他のアプリにコピペしたままでもまっすぐになっている」ということが示せたと思います。
おわりに
プログラミングや英語をしっかりやっている方からしたら周知の事実なのかもしれませんが、自分にとっては結構驚きでした。
メモ帳は見た目がシンプルで使いやすいのでよく下書きに使っていましたが、こういった問題が起きることがあるので改めたいですね。引用符とアポストロフィー以外にもこのようなテキストエディタと書類作成アプリで別の挙動をする文字があるなら把握しておく必要がありそうだと感じました。
ただ、Wordだと表示が多いせいでウィンドウを小さくすると文字を表示できる範囲がだいぶ小さくなってしまうんですよね~…個人的にはWordはフルスクリーンか左右2分割の大きさが限界だと思っています。メモ帳みたいに見た目がシンプルで、画面を小さくしても文字を移せる範囲の広い書類作成ソフトがあれば嬉しいです。ご存知の方いましたらぜひコメントお願いします。
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