海外の都市伝説ミーム「バックルーム」(Backroom)について解説。黄色い部屋に閉じ込められるホラー映像はだいたいコレ

海外の都市伝説ミーム「バックルーム」(Backroom)について解説。黄色い部屋に閉じ込められるホラー映像はだいたいコレ

どうも、まっちゃんです。今日は最近流行っているBackroomというミームについて説明します。

Backroomとは

ぶっちゃけた話、僕よりも詳しい人が動画でたくさん解説を出しています。文字より動画の方が好きな人はこれらを見るのが一番良いでしょう。

とはいえ何も書かないのも寂しいので、情報の焼き増しにはなってしまいますが一応解説を書いておきましょう。もともとこれを書こうと思ったのもカタカナで「バックルーム」で検索してブログ媒体での解説があまり見当たらなかったからですしね。

概要

公式Wiki(Fandom版)の最初の一文が非常にわかりやすいので共有します。

The Backrooms は、きわの空間 (liminal space) というジャンルに属する画像群に対して、もっともらしい解説を付けて楽しむシェアワールドコンテンツです。

↓Liminal space の一例

「際の空間」とは、不自然さや不気味さなどを内包していて、「そこに私がいたら……」と孤独感や不安感などを感じさせるような、しかし、怪物や幽霊などの露骨な恐怖の要素は含まれておらず、むしろ日常的あるいは現実的な要素も多く含んでいて、「どこかに、こんな所もあるかもしれない……」と浮遊感や超現実感なども感じるような、そして、理想的には「そこに私はいたことがあるかもしれない……」と既視感や懐古感などを感じさえするようなものです。

この2つの説明をかなり端折って書くと、Backroomとは「不気味な画像に怖い設定を付けてみんなで楽しもうぜ」という遊びです。

ほかにも詳しく書くとのっぺらぼうみたいな化け物がいるとか異世界内に国家のような団体があったりとかいろいろあるのですが、そういった詳しい説明はアニヲタWikiのこのページが詳しいです。文量は短めですぐ読むことができ、かつ各要素を一通り説明しています。

https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/50558.html

↑一応もう一度リンクを張っておきます。以降この記事ではBackroomの詳しい内容については扱わず、Backroomを理解するのに必要な用語の解説と都市伝説扱いの理由についてのみ述べています。すでにBackroomについて知っている人には役に立たない情報です。

Backroomはインターネットミーム

Backroomは言ってしまえばいわゆるインターネットミームですね。インターネットミームとはネット上の流行りのネタのことです。なぜかわかりませんが一般的に「ネットミーム」というと海外のインターネット上のネタを表されることが多いです。(個人の意見です)

これはTrumpet Boy(日本名:煽りグルメレース)と呼ばれるミームです。上の動画が最初にネットにアップロードされた元ネタで、下の動画はそれに続いて皆が作った動画の一部をまとめたものになります。こんな感じで面白いと思った動画や画像をみんなで改変したりネットに挙げたりして楽しむのがインターネットミームです。

今日紹介しているBackroomも、2019年に匿名掲示板である人がアップした画像にみんなで怖い解説文を考え、ほかの不気味な画像を探してきて同じようなことをやって作られてきました。

Backroomはシェアワールド

また、Backroomはシェアワールドです。最初に引用した公式Wikiの文面にも書いてありますね。

シェアワールドというのはざっくり言うと「世界観を共有してみんなでつくる創作物」です。

世界観というのは簡単に言うと世界の設定のことです。このBackroomでは「階層分けされた不気味な異世界があって現実から飛ばされることがあり、そこには現実とは違う恐ろしいものがたくさんある」という設定を皆でシェアして皆思い思いに不気味な画像に説明を付けて遊んでいるわけです。

Backroomは都市伝説か?

あまりにも検索予測がでるのでBackroomは都市伝説であるかのように書きましたが、個人的にはこれは都市伝説には該当しないと考えます。

Backroomは先述の通りネットミームであり、シェアワールドの創作物です。個人的な言葉の解釈にもよるかもしれませんが「都市伝説」というとあくまで実在することを前提としていて人によっては怖くなるものだと思いますが、このBackroomはあくまで皆が「これは創作物だ」と共通認識を持ったうえで語り合っています

もしBackroomについて中途半端に知ってしまって怖がっている人がいたとしたら、大丈夫です。安心してください。100パーセントこんな空間はないと断言はできませんが、あくまでネットに上がった(もともとは異世界という設定すらなかった)一枚の画像にみんなで尾ひれを付けまくって遊んでいるだけです。怖がらないでください。

「都市伝説の体をなした創作物」というのが実際のところというわけですね。

なぜ怖い話扱いされることがあるの?

何度も話した通りこれは「作り物であること」を前提とした話ですが一応なぜ都市伝説扱いされるのかをいくつか話しておきます。

①単純に怖いから・Youtubeに怖い動画があるから

もともとBackroomは有名なミームではなかったのですが、2022年の1月に投稿された以下の動画が非常に多く再生されたことで日本でも多くの人に知られるようになりました。元ネタ扱いされることもあるかもしれませんが、この動画もBackroomを題材にしたミームの一部ということになりますね。

これは10分ほどの短編映画ですが、恐怖心を煽る演出になっています。(びっくり演出はないので心臓の弱い人でも大丈夫です)

これがきっかけで日本でも有名になり、日本でも動画が作られるようになる訳ですが皆恐怖心を煽るサムネイルを使用します。理由は単純です。恐怖心をあおった方が伸びるからですね。

②”CreepyPasta”の定義があるから

これもアニヲタWikiが詳しいので時間がある人はどうぞ。

これも超ざっくり説明すると「インターネットで作った創作都市伝説」のようなものです。

Creepy(気味が悪い)とcopy paste(コピー&ペースト)のかけ合わせでできた言葉です。

Wikiの上の方を見るとわかる通りこれも大きなくくりでは「都市伝説」に含まれるようですね。

BackroomもCreepyPastaに分類されるそうです。CreepyPastaで有名なものではスレンダーマンやHerobrineは知っている人もいるかもしれませんね。

なぜ黄色い部屋が有名?

自分の知っているキャラが黄色い部屋に閉じ込められている動画を見て、それでこのBackroomについて知った人もいるかもしれません。

なぜこの黄色の部屋が有名かというと理由はいくつかあります。

1つ目に、この部屋の元ネタになった画像こそBackroomを生み出した1つめのliminal spaceだからです。これが引き金になってほかにもいろいろな画像でbackroomが作られるようになった元凶というわけです。

2つ目にこの黄色の部屋がBackroomの世界に飛ばされてはじめに着く場所だからです。ここはLevel 0と呼ばれ、黄土色の壁とノイズの鳴る蛍光灯のある部屋が無限に続いている空間です。

最初に作られたBackroomであり、外界の人間が初めにたどり着く代表的なBackroomだからこそこの黄色の部屋がよく動画やゲームなどの題材になるわけですね。

作品が読める公式Wiki

BackroomはWikiで運営されており、皆で書き込むことができます。wikiにはFandom版とwikidot版の二つがあります。

↓のリンクはfandom版で、日本語版でも読めます。

https://backrooms.fandom.com/ja/wiki/Backrooms_Wiki

↓Wikidot版はこちらです。UIが優れていますが英語のみです。

http://backrooms-wiki.wikidot.com/

↓fondomにも原語の英語版もあります。

https://backrooms.fandom.com/wiki/Backrooms_Wiki

まずは一番上のfandom版日本語バージョンから見ていくとよいでしょう。

まとめ

  • Backroomはインターネットでシェアされているホラー創作物
  • 信じられている都市伝説ではなくどちらかというと皆で怖い設定を考える遊びに近い
  • リアルの都市伝説っぽいタイトルやサムネイルがよく使用されるのは閲覧数稼ぎのため
  • 黄色い部屋がよく見られるのはそこがBackroom世界で初めて訪れるロビーであり、最初に考えられた部屋だから
  • Fondomのwikiページで日本語版が読める

こんなところでしょうか。

おまけ:なぜ「Backroom=都市伝説」を執拗に否定するか

この記事ではBackroomは都市伝説ではないとしつこく言っていますが、別に僕はBackroomは嫌いではないしむしろ楽しんでいます。ですが僕は小学生のころは大体常に何かしらの”都市伝説”に怖がらされて過ごしていたので、同じような思いをする人を減らすため、やみくもに人を怖がらせるような情報を減らしたいというだけです。

現代ならある程度のネットリテラシーがあれば深く調べて嘘か本当かは調べられるとは思いますが、まるで本当に壁に吸い込まれて怖い異世界に飛ばされてしまうのではないかと怖い思いをしている人がいて、これを読んで少しでも安心したなら幸いです。

今でこそ怪奇現象は存在しない、あるいはごく小確率でしか出会わないと認識しているので話を聞くこと自体は平気ですが、今でも小学生のころ「本当かもしれない」と信じながらも嬉々として都市伝説の噂を話していた人の気が知れません…命知らずなのか、本当は信じてなくて皆の反応を楽しんでいたのか…

とにかく、Backroomは作り物のホラーシェアワールドです。不気味なものに抵抗がないなら、ぜひ楽しんでみるとよいでしょう。

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