こんにちは、まっちゃんです。
普段インターネットで何かソフトの使い方だったり、あるいはそのソフトの中で特定の行動をする必要がある場合に、そのやり方がわからない時はどうやって検索しますか?
おそらく「〇〇 使い方」「〇〇 やり方」で検索すると思います。
ですがネットで検索すると「〇〇 使い方/やり方」がタイトルになっているにもかかわらず、最初の見出しでは「〇〇とは」「〇〇を使うメリット」とその〇〇を知らない人向けの情報が書かれていることが多いんですよね。
私は「使い方/やり方」で検索して出るページに、それそのものを知らない人向けの項目は不要だと思っているのですが、なぜトップ表示されるものはその〇〇を知らない人向けの項目が付いているものが多いのでしょうか。
というわけで今回は「なぜ『〇〇 使い方/やり方』で検索して出る記事/動画が、そのツールの概要や使用するメリットというそれを知らない人向けの項目から始まるのか」ということを考察してみました。
初めにアンケート
多分これ、持論で呼びかけたらそう思う人はいるんですよ。インターネットではいろんな意見を持つ人がいるので、自分の意見に賛同してくれる人を見つけるのは簡単です。
ですがそれはエコーチェンバー効果です。インターネットでは似た意見の人が偏りがちになります。というわけで持論を語る前にアンケートを流しておきます。回答時間目安は5分ほどです。
もちろんこのページを開く人自体に偏りがある可能性はありますが、とりあえずないよりマシです。多分そんなに人が来ないと思うので、10票ほど集まったら開票します。良ければ奮ってご参加ください
持論
個人的には「〇〇 使い方」もしくは「〇〇 やり方」で検索する時はすでにそれについて知っていて、何か特定の行動方法がわからないから検索しているので、それらの検索ワードで出てくる記事(もしくは動画)に「〇〇とは」であったり「〇〇を使用するメリット」の項目は不要だと思っています。
その「〇〇」について名前しか知らなかったら、まずはその概要を知るために「〇〇とは」で検索すると思いませんか?
私はこのような考えがあるため、何かの使い方を説明する時はその概要やメリットについては省く、もしくは書く場合もなるべく短くするようにしています(今の考えなので過去の記事や動画だと矛盾しているかもしれません)
結果がすべて
しかし世の多くのサイト/動画がまず概要やメリットから説明するあたり、そちらのほうが需要が多いのかもしれません。
今回はその前提で、使い方ややり方を説明する記事/動画で最初にそのツールの概要や使用メリットを説明する合理的理由を考察してみようと思います。
なぜ使い方、やり方解説動画で概要やメリットをはじめに話すのか
記事だけならまだわかる。網羅的な方がSEO(検索エンジンの最適化)に有利なため
Google検索して出てくる記事だけであればまだわかります。ずいぶんと前に学んだ話なのであっているか、今もそうなのかはわかりませんが、Google検索で上位に表示されるには情報が網羅的、なるべく多くの情報を含んでいたほうが良いとされています。
Google検索で表示されやすくするため、直接ツールの「使い方」やその行動の「やり方」でなかったとしても、関連する情報である概要やメリットについて書いておくことで評価が上げられるかもしれません。
これは理にかなっています。しかし、問題なのはYoutubeの動画でもこの傾向が見られることです。
(Discordの使い方動画について探していた時の話なので、自分の思い込みであり他のツールではその傾向はないかもしれませんが)
2024年現在ではYoutube要約AIが出ているため今の人にとってはあまり違和感はないかもしれませんが、数年前のAIは動画の内容までは理解できません。少なくとも2023年以前であれば、Youtubeの検索結果を決めるAIは動画の中身ではなく、タイトルと説明文から決めているはずです。
しかし、AIが台頭し始める2023年より前の動画であっても本編の前に概要やメリットを説明する傾向が見られます。(直接「〇〇とは」や「〇〇のメリット」から初めている人は少ないですが、インストール方法に入る前のオープニング時間を長めに取っている人が多いです)
すると、検索エンジンに最適化するためだけに最初に概要やメリットを説明しているとは考えづらくなります。そこには何らかの理由がありそうです。
そのツールについて知らない人への配慮
十中八九これですが、具体的にその中身について考えていきます。
検索以外で流れ着いた人への配慮
ブログやホームページであれば、他のページからのリンク。Youtubeであればおすすめなど、その人の別のコンテンツを見ている時にサムネイルやタイトル等を見て流れてくる人がいるかもしれません。彼らは検索を通していません。
その場合であれば、そのツールについて知らない人が見ているかもしれません。これならまずそのツールの概要やメリットについて説明するのは理にかなっているし、あったほうが良いですね。
自分の場合について考えてみると、情報収集をする時はまず検索であり、その結果他の人もそうであろうと検索ありきで考えていたのでここは反省すべきかもしれませんね。
そのツールについて知らない状態で、気になったらすぐ「使い方」で検索する人が一定数居る?
自分は割と幼いころからインターネット検索を使っていた…よく言えば使いこなしていたのですが、皆が皆そうとは限りません。
自分は「〇〇」そのものについて知らなかったら概要を知るために「〇〇とは」で検索する。概要がつかめたら使い方を調べるために「〇〇 使い方」で検索するという定石を知っているのでそうしますが、もし知らなかったら最初から「〇〇 使い方」で検索することもあるかもしれません。
…このアイデアは無理やりひねり出したものなので、だいぶ違う気がしますが…
上の立場からそのツールを押し付けられた人への配慮
上司や先輩から「じゃあこのツール導入しといてね~」と押し付けられた人への配慮かもしれません。
これは特に「〇〇を使うメリット」を説明することに関しての利点です。
それが何かもわからずに、上から押し付けられたから仕方なく導入するよりも、そのツールがどんなものであり、導入することで自分やチームにどのようなメリットがあるのかを理解してから導入することができたら、そのツールに対して少なくとも押し付けられた段階よりはポジティブな気分で導入することができますよね。
この考えが正しければ「『〇〇の使い方』について調べたら、使い方を知れただけじゃなくてそれが自分にとって有用なものであることまで知ることができた!」と思ってもらうことで、その動画に対してもポジティブに思ってもらえるでしょう。
あえてネガティブな理由も探してみる
尺稼ぎ
Youtubeは2020年8月以前は10分、それ移行は8分以上の動画のみ動画の中盤に広告を入れることができます。ひょっとすると、尺稼ぎのために概要やメリットを話している可能性も考えられます。
結論
とりあえず自分で考えてみるだけでも、「検索以外で流れ着いた、そのツールを知らない人への配慮」というのは1番しっくり来ました。
概要やメリットについて全く解説しないというのはやや過激だったかも知れません。ただ、知っていることをダラダラと解説されると邪魔くさいし飛ばすのが手間だと思う心も自分の中に存在しているので、今後は間をとって「最低限概要や、必要に応じてメリットも説明するけど、知っている人のためになるべく短くする」という形でやっていこうと思います。
とはいえ、書いたことを忘れてしまってまた元の黙阿弥になるかもしれませんが…
最後までお読み頂きありがとうございました。よければアンケートの記入の方お願いいただけますと幸いです。
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