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H3VRプレイヤーがグアムで実弾射撃をしてきたリアルな感想

こんにちは、まっちゃんです。2022年から3年間、にわかガンマニアとして活動してきましたが、とうとうこの間グアムで実銃射撃を体験してきました。場所はGOAさん(旧GOSRさん)です。

…楽しかったです。楽しかったし面白かったのですが、思っていたほど衝撃のあるものではなくて拍子抜けしました。

思い出に残るレベルで楽しかったのは間違いないのですが、「めっちゃハマる!!」って感じではなかったのと、生まれつきあった耳鳴りが1~2割ほど増した(気がする)ので、滅茶苦茶撃ちたい欲求が出てくるまでは当分しばらくはこの先やらなくても良いかな~というのが正直な感想でした。…割と気まぐれなのでこの感想もそのうち変わるかもしれませんが。

読んでいて面白い記事ではないかもしれませんが、よかったらどうぞ。

忙しい人向けにすっごくざっくりまとめるとこんな感じです。

・一番警戒していた反動は非常に大した事ない。小柄な自分でも撃てたし、日本で成人として活動できるサイズの人なら多分女の子でも(マグナム拳銃弾やフルサイズライフル弾含め)大丈夫。(※保証はしません)

・音が大きいのは否定しないが、これも想定ほどではなかった。ピストルは本当にゲームみたいな感じ。ライフルはうるさい。どちらも単発ではイメージしていたような悶絶レベルの音ではないが、継続して聞いていると耳に違和感が湧く(屋外での感想。屋内だともっと大きいらしい)。

・はしゃぎすぎない事。安全管理に気をつけること(自戒)

なるべく生の感想に近いほうが良いと思うので、射撃当日~翌日に書いたメモ書きをほぼそのまま投稿します。

それでは本編どうぞ。(※以下画像なしです)(ですます調・である調が混在しています。メモなので。)

※省略している部分があると思いますが、記事中で「VRゲーム」「ゲーム」とだけ書いてある場合「H3VR」のことがほとんどです。H3VRはざっくりいうとVRで銃が何でも撃てるゲームです。操作の再現度が高いことで有名ですが、射撃して実際そうだと感じました
割とガッツリ遊んでいてこの間プレイ時間が700hを超えた、かなり思い入れのあるVRゲームです。後半の見出しからはこのVRゲームと比較した印象も書いているので、良ければ目次から見に行ってください。

H3VR日本語チュートリアル①:銃の撃ち方(ゆっくり実況)H3VR日本語チュートリアル①:銃の撃ち方(ゆっくり実況)
ついにVRゲームでマシンガンの銃身交換が!VRFPS・H3VRのMOD「MG3」を2分で紹介ついにVRゲームでマシンガンの銃身交換が!VRFPS・H3VRのMOD「MG3」を2分で紹介

2025/4/3追記 数週間立って耳鳴りの増加はほぼ全く気にならなくなりました。治ったのかもしれませんし、増加した状態に適応したのかもしれません。とりあえず大事にならなくて良かったです。

目次

以下、当日~翌日(翌々日)の文章です。

【装備】

耳につける防音装備、イヤーマフは勉強の試験場にあるような普通のやつ。喋り声も普通に聞こえるし、射撃音も2割低減する程度
電子のやつ持ってたら持ち込んだ方がいいかも

【拳銃(コース)】

多分M9(9x19mm)20発
S&W M14リボルバー6+6発(38spと357mag)
多分M1911(45acp) 14発

最初は拳銃から撃った。
銃は爆音と聞いていたが、ピストルはそこまででもなかった。
ゲームの音に音圧をプラスした感じ。

反動も思ったより大したことなかった。連射しなければどうとでもなる。
片手でも撃たせてもらった。
片手で撃つと思っていた通りの反動だった。片手でもちゃんと狙えば当たる。

9mmを撃ち、1つのリボルバーで38sp357magを撃ち、その後45acpを撃った。
ぶっちゃけどれも反動の違いはわからなかった。初回だからかもしれない。

実銃は「握りやすさ」「トリガーの引きやすさ」が銃の種類や個体によって異なると言われていたが、今回数丁で数発ずつ撃った程度では違いはわからなかった

ネットで見た通り最初はVRFPS並みに当たるけど途中から当たりにくくなったのでフリンチング(体が反動を怖がって勝手に反射して銃口が下がる)が起こったと思われる。

とはいえ周囲で1番当てれたので地味に嬉しい。後述するがハンドガンも長物もエイムの感覚はほとんどVRと同じだった。

隣の人が先に撃って直に聞いてしまったが、 22LRは爆竹程度の音。(本気のキャッチボールの音くらいと聞いていたが本当にそんな感じ)耳で直に聞いても大したことない。

『オートマチックピストルは弾切れの時にスライドが下がるので射手がすぐ気付ける』と言われているが、今回は片目で狙っており、正面からのぞいていたためスライドが下がっても気づかなかった

両目を開けて狙ったり、慣れたりしたら気付けるのかもしれない。

【拳銃弾 追加】

9x19mm 「p08」5発
ジャムる。射撃した際、4回中1回しか正常に再装填されなかった。

遠くのマトを狙っていたため当たったかどうか不明。
※詳しい感想は後述

【レバーアクションライフル(追加)】

「マーリン」 44mag 6発
1番撃ちやすかった。
マグナムとはいえ拳銃弾を長物の重たい銃で撃つので反動も非常に弱い。
30メートル先のマトに命中。

レバーアクションは想像通りだった。VRでやっていたのとほとんど同じようなイメージでできた
スムーズに動くし楽しい。

【ライフル】

「M4」5.56mmNATO(223rem) 10発

この辺りから耳が痛くなってくる。銃声は「痛い」と聞いていたが、単発だと思っていたよりは大したことなく、ゲームの音に音圧が加わった程度。しかし持続的に聞いていると耳鳴りが始まり、その後鈍い痛みがじわじわと発生する。

逆に、ゲームの音はだいぶリアルに作られてると感じた。※1

座って5発、立って5発撃った。75〜100m?のマトに座って1発のみ命中。

反動は思っていたより小さかった。多分セミオートで連発できる。

逆に音は大きい。
ネット情報で聞いた通り、自分で撃っている音より他人が撃つ音の方が大きく感じる

「銃の音は花火を間近で聞くのと近い」と聞いていたが、5.56mm弾がちょうどそれくらいだと感じた。
ただし銃の音は花火のように長く鈍い音ではなく、鋭い破裂音。(ので単発至近距離での”キツさ”で言うと花火の方が上かも)

立射だとフォアエンドが震えるので持ち方を工夫するか筋トレする必要がありそう。

※1:この音についての一文はFPSゲーム全般についての言及。
「実銃とゲームの銃声は別物」とYoutubeコメント等でよく聞いておりその先入観を強く持っていた。
確かに音圧や衝撃波の存在という点では異なるのだが、音圧や衝撃波を除いた”音として聞こえる音“についてはゲームとリアルはよく似ていると感じたため。

個人的にはリアルで聞くと(&イヤマフ越しに聞くと)ゲームや動画とは全く別物の音が聞こえるのだと期待していたが、実際には”音そのもの”はゲームそっくりだったし、イヤマフ越しでも直でも”音そのもの”は同じだった。
M4以外の銃についても同様。
ただしライフルの音はうるさいので、自ら耳を傾けて”聴く”余裕はない。

(アクシデントで何回か直で銃声を聞いてしまったのはあまり良い思い出ではなかったが、こうしてイヤマフ越しと直の比較を書けたという点では良い事だったのかもしれない)

帰国後の追記というか補足

「AK47」 7.62x39mm 10発

暴れ馬。3発立射、7発座って撃った。
この辺から耳に衝撃波を感じ出す。

音はM4よりさらに大きい。反動はそれなり。
「銃の音と反動」と聞いて大体自分が想像していたような感覚だった。

耳当てが2回割れた。構える際にイヤーマフがストックに触れないようにしないといけないのかもしれない。

耳当てがない時に何回か銃声(12ゲージ1回、5.56mm1回?)を聞いてしまったが、正直耳当てありと大差なかった。
存在することで耳へのダメージは多少減らせているのかもしれないが、聞こえる「音」そのものの質は耳当てありとなしで変わらないのかもしれない。

色々と大変だった一方、アイアンサイトは見やすかった。座って撃った際に何発か命中したように見える。

【ショットガン】

(M870?) 12ゲージ 3発

当てやすい。立射で3発中3発、15mほど先のペットボトルに命中。
素人が適当に狙っても小さいマトに当たるホームディフェンスに最適と言われる理由がよくわかる。

反動は思っていたよりは弱かった。
先に耳当てなしでAKの音を聞いてしまったからかもしれないが、音も記憶に残らない程度の音。

ポンプアクションは硬いし遠いので腕の短い日本人には大変だと聞いていたが、全く問題なかった
自然に持ちやすいし、ほとんど抵抗なくイメージ通りに動いた。もしかしたらフォアエンドがカスタムされているのかもしれない。

【ボルトアクションライフル】

モシンナガン 7.62x54mmR 5発

YouTubeで見ていた通りボルトが硬い。引くのと押すのはすぐできるが、ボルトを開閉するため回転させるのが大変だった。

座って5発撃ったが多分当たってない。疲れて雑に狙っていたため。

音も反動もAKより大きかったが、撃っていて気持ちのいい弾薬

音には明確に衝撃波を感じたが、AKより痛くない。

【反動についてまとめ】

蹴りやタックルに例えている人が多かったが、個人的には「瞬間的に押される」感覚だった。痛みは全くないし、想像と違い手の皮も剥けなかった(素手で射撃)。

ピストルなら蹴り上げられた”ような位置”、ライフルならタックルされた”ような位置”に(瞬間的に)押し戻されるが、言葉だけ聞いてイメージするような痛みや恐怖感はなかった

※押し戻されると書いたが「押される」感覚もあんまりなかった。「気づいたらその位置に手が移動している」感じ。

【音についてまとめ】

少し聞く分には「ゲームの音に音圧をプラス」した感じ。
長く聞いていると耳鳴りが発生し、その後鈍痛が起きる。
銃声それそのものに「痛み」は感じなかった。

ピストル弾は多分素の耳でも聞ける音。
ライフル弾はうるさい。小口径な5.56mmでも鋭い破裂音。

それよりも印象に残ったのは、店内で聞いたスライド操作の音。実銃なのでエアガンや動画よりも重みがあった。

※うるささが他の人の言説より小さく感じたのはおそらく屋外で撃った影響が大きい。

【銃の操作】

知っていたのですぐできた。エアガンやVRの知識が役に立つ。

それらと大きく違ったのはピストルのマガジンへの弾込め
バネが非常に硬いので、前の弾を強く押し込みながら次の弾を装填する必要がある。ピストルの弾込めは非常に大変だった。

一方でライフルマガジンへの弾込めや、モシンナガン、ショットガン、レバーアクションライフルへの直接装填は簡単だった。

【体験終了直後での感想】

楽しかった。実銃の感覚がわかってよかった。
次行くなら、「リボルバーをダブルアクションで撃つ」「モシンナガンで命中させる」をやりたいところ。

耳鳴りが発生しているので、とりあえず治るまでは待つ。しかし生まれつき少量の耳鳴りが常にあるので「最初からこうだった」と言われれば信じてしまうかもしれない。

追記:ハンドガンやM4はボルトリリースレバーを使ったのでコッキングもやりたい、後7.62mm NATOや30-06など西側のフルサイズ弾も撃ちたい。
AK47は懲りたので次回はルーマニアンAKMかSKSにする。

【GOAに行く際の注意点】

思っていたより割と人数がいた。多分10人。数日後に17人一度に予約入ったらしい。
連休シーズンは混むらしい。

待ち時間も他の参加者の射撃を見て楽しめるのは良いが、長時間射撃音を聞くのは体に良くないと感じたので、可能なら空いてそうな時期を狙っていくのをおすすめする(話によると例年は6月が空いているが2024年は例外的に一番混んだらしい)

イヤーマフは電子のやつ持参した方がいいかも。貸し出しのは一般用のやつと大差ない。

【怖がりでも行ける?】

行けます。花火や雷の音すら苦手な自分でも大丈夫なので。

アクシデントで何発か直で聞いてしまいましたが、銃声は(うるさい音なのは否定しないにしても)『耐えられないほど苦痛な音』ではありませんでした。通常はイヤマフを付けており、他の人が撃つ場合でも覚悟してから聞くので、瞬発的な『聞くこと』に関して言えばそれほど『怖い音』ではありません多分怖さならタルコフの銃声の方が上です。

ただしじわじわと耳にダメージが入ります。耳の性能は不可逆らしいので、健康最優先にしたい人はやめておいた方がいいかもしれません。

【小柄でも行ける?】

身長165cmとだいぶ小柄ですが、フルサイズのライフル弾も撃たせてもらえました。
個人的には、銃の反動は思っていたよりは大したことありませんでした。(女性の方でモシンナガンを撃った人もいるそうです)

これはその人その人の予想にもよるかもしれませんが。

反動がすごいと予想していた12ゲージショットガン、7.62x39mm、7.62×54mmR、全て制御可能な大きさでした

スレンダーな女性の方もバレットM82を撃たせてもらえていた(引き金が硬かったので辞退していたが)ので、体格が原因で反動に耐えられないこと/撃たせてもらえないことについて心配することはほとんど(あまり?)ないと思います。

「数年前グアムに射撃しに行った時、体格が小さいからかなり小さい銃しか撃たせてもらえなかった」というコメントをYoutubeかどこかで見て(自分も撃たせてもらえないのではないかと)警戒していたのですが大丈夫でした。別の射撃場ではそうなのか、コメント主が普通に”だいぶ若い人”で、数年前のコメント主は「小柄な大人」レベルではなく普通に子どもサイズだったのかもしれません。

【その他・細かい感想】

最初だけ硝煙の匂いがした。ほとんど花火と同じ。すぐ(数分程度?)で感じなくなった。

全体的に過度に過激なものと思い込み過ぎていたようだ
予想としては
・9mmがギリ撃てて45acpだと反動で銃が頭に当たる
・銃声は悶絶or失神するレベルの爆音でイヤーマフありでなんとか聞ける

みたいに大袈裟なものを想像していたので予想よりあっけなかった

一方で
・イヤーマフの防音性能はそんなになく、勉強の試験室に置いてある程度のものと同じ
・銃声単発では大したことないがずっと聞いていると耳が変になる

という2点は大いに意外だった。

また、予想よりも参加人数が多かった。可能なら人の少なそうな時期を予想して参加する(連休や長期休暇の時期を避ける)と良いかもしれない。
ピストルの音はゲームや花火みたいで心地いい程度のものだが、他人が発砲するライフルの音は正直心地の良い音ではない。

【注意すること】

AKを撃っている時にイヤーマフが破損し、パニックになって銃口管理が疎かになってしまった。
銃は危険物であり、1発撃つたびに「もしかしたらアクシデントが発生するかもしれない」という意識を前提に置いて射撃に臨む必要があると感じた。

銃を撃つ以上は「万が一の事があって自分に怪我などの危害が起きた場合でも、他人に二次被害が及ばないよう、安全に気を配って離脱する」覚悟を持って撃つことにする。

【GOAの良かった点】

他の射撃場に行ったことがないのであくまで感想ですが、行って良かったです。

日本語が通じるフレンドリー
初心者が射撃をするにあたって最大の強みだと思います。現地スタッフは英語メインの人もいますが、カルロスさん夫妻は日本人で日本語がバリバリ通じます。皆さんフレンドリーでいざという時も日本語でコミュニケーションできるし、気になったこともすぐ聞けるのが良いですね。
(オフィス内だけでなく、射撃場でも指導を受けたり質問したりが日本語でできます。行く前は射撃場現場での説明は英語かもしれないと予想していたので、しっかり日本語で説明してもらえて良かったです。)

銃の種類が豊富
屋外射撃場で1番銃の種類があります。初回からレバーアクションやボルトアクションライフルが撃てるとは思っていなかったので本当に良かったです。

自由に撃てる
もっと厳しく指示されるのかと思ってましたが、最初の安全確認以外ほとんど口出しされませんでした。これは何気に予想外だったし、とてもありがたい点だと思います。

やりたいことがあったら発言してみましょう。頼んだら拳銃の片手撃ちもやらせてもらえましたし、ショットガンも最初は1発ずつ装填して撃っていましたが「ポンプアクションで連射して良いですか」と聞いたら2連続で撃たせてもらえました。ライフルも他の方は座って射撃のみでしたが、「立って撃って良いですか」と聞いてやらせてもらいました。ダメだったら断られるだけなので、やりたいことは発言することをおすすめします。

射撃に関してはアドレナリンやドーパミン出まくってたので割と素直に全弾撃っちゃったのですが、多分頼めばチャンバーチェックやコッキングもやらせてもらえたと思います。次行ったら試してみたいです。

ファクトリーロード弾
実は弾薬は自分で詰め直すことができます。そういった一般人が詰め直した弾はリロード弾、工場で出荷されたばかりの弾をファクトリーロード弾と言います。GOAさんではファクトリーロード弾が撃てます。なんなら箱を開けて弾薬を出すところも見せてもらいましたし、空き箱をお土産としてもらっている人もいました。ファクトリーロード弾とリロード弾の性能差については諸説あるのですが、銃弾本来の感触が間違いなく楽しめるのは良い点ですね。

送迎
また後述しますがホテル⇔オフィス⇔射撃場と送迎してもらえます。オフィスは一見アパートっぽい普通の建物にあるのでレンタカーで行く方は注意してください。

【システム】

先払いです

送迎or自分でオフィスに移動→予約したコースに基づいて支払い(このタイミングで銃や弾薬の追加が申請できる)→車で20分かけて射撃場に移動→現地で射撃
という流れ。

支払いは現金orクレカで、一応日本円も使えるそうです。

カスタム以外のコースでは銃は選べず指定のものを使うことになりますが、オフィスでの支払いのタイミングで(飾ってある銃やwebサイトに載っている銃について言及することで)申請したら、追加料金を払ってその銃も使えます弾薬も同様です。一応射撃場現地でも弾の追加はできなくはないですが、このタイミングで申請することで予備を数発程度多めに持って行ってもらう、程度の感じになりそうでした。(つまり、基本的には追加したい銃や弾薬がある場合はオフィス出発の前に申請すること)

ピストル弾はいくらでも撃てそうですが、ライフル弾は異常にうるさかった(というより撃つたびに耳の嫌な感じが蓄積する感じ)です。
最初であればライフル弾はコースの分のみか、多くてもコース分+数発程度がいいと思います。

コースメニューに目安時間が書いてありますが、おそらく適正人数の場合でしょう。他の参加者の人数によっては時間は変動します。

射撃場は山の中にありトイレはありません。が、暑さと興奮で汗が止まらなかったので(ホテルの部屋を出るところから数えて)4時間トイレに行かなくても全く平気でした。

他の方も書いていましたが、1〜3人ずつ順番で撃つので人が多いと待ち時間は割とあります。第三者の視点で射撃を見るのも結構面白いです。

何人かがピストルで「弾が上に飛ぶ」と発言していました。VRやエアガンを触った人だと大丈夫だと思いますが、画像1枚目のような感じではなく、2枚目のようにドット3点の1番高い面を揃える感じで覗きます。

高さが揃っていない。サイトを覗く悪い例。
良い例。サイトの一番高い面を揃える。

fpsで固定マシンガンを撃つ時なんかは見やすさ重視で1枚目みたいになってることも多いですよね。

グレーだといけないのでぼかしておきますが、
・薬莢をお土産として貰ってる人がいた
・音や見た目で薬莢と思われないようにしてから預け入れ荷物にするようアドバイスされていた(音がチャラチャラ鳴らないようにして、かつ外から見て薬莢だと見えないようにする)
とだけ書き記しておきます。

帰りもホテルまで送迎してもらえます。希望すればその前に一度オフィスに立ち寄って写真撮影が可能です。

余談ですがピープサイトはこうやって狙います。手前の円の中央に奥の縦棒を合わせればOKです。
正しく合わせれば棒の先端が重なっているあたりに着弾します。

【楽しかったランキング】

レバーアクション ポンプアクション
長物の中ではこの2丁が特に楽しかった。思った通りの操作で思った通りに動き、思った通りに当たった
特にショットガンはコッキングも装填も思った以上にスムーズで驚いた。
レバーアクションの装填はほんのちょっと抵抗があったが十分スムーズだったし、コッキングのアクションに関しては完全に想像と同じだった初発で30m先の的に当てれたので印象に残っている。

m9ピストル
今日最初、そして人生最初に最初に撃った銃で、銃の反動も音も十分制御可能な範囲のものだと教えてくれた一丁。フリンチングが発生する前に撃ったのもあるが、両手撃ちは全部、片手撃ちも1発以外全弾命中したと思われる。

その他のピストル(45acp、38sp、357mag)
後述するように「ピストルの反動や操作感はモノが変わっても大差ない」という感想を得たが、実は割とポジティブな意味
初心者が近くのマトを撃つ分にはどれでも割と楽しめるとわかって良かった。

p08
トグルアクションは目で見えたような気がするが…あまり覚えていない。
VRで握った時とは違いグリップ角度の浅さは全く気にならなかった。当たらなかったのはエイムが悪かったのか、フリンチングが始まっていたのか、銃が古いからか。

毎回ジャムったがそのおかげでジャム解除の操作ができて良かった

アサルトライフルの反動が大したことないと知れたのも良かった。次回は立射でもう少し近いマトを狙いたい。また音が大きかったので電子イヤーマフを持ち込むようにしたい。

モシンナガンは発砲中唯一明確に衝撃波を感じた銃。しかし撃っていて心地よかった。音そのものはアサルトライフルと大差なく感じたがおそらくAKを生で聞いたせいだろう。同じく次回は電子イヤーマフで試したい。

音と反動

しつこいくらいに音と反動は思っていたほどではなかったと書いたが、それらが「今の自分でも現実的に対処できる分量」だと知れたのは意外とポジティブな感想。前情報でとにかくヤバイものだと思い込んでいたので、別にそんなことはなく普通に対処/制御できるものだと知ることができて良かった。

【VR】

あまり読み手側として面白い文章ではないだろうが、実銃を撃つことでむしろH3VRの完成度の高さに感動した
ピストルに関してはアレに少しの音圧と、手が勝手に押される感じを追加すれば完全再現だし、ライフルはむしろ耳の痛みを感じずに、似たような感覚で撃てているので素晴らしい発明だと思った。

今回撃たせてもらったレバーアクションライフルはアイアンサイトが特殊な『バックホーンサイト』であり、ゲーム内で苦戦したおかげで得た知識(ホーンの先端ではなく、中央のちっちゃい溝でエイムする)が役に立って嬉しかった。

一見普通のアイアンサイトっぽいコレは少なくとも近中距離では使わない。
こっちのごく小さいミゾで狙う。マーリンの実銃もこんな感じだった(さすがにもうちょっと広い)

【VRでの練習に効果があるか】

※素人の意見です。

・銃の大体の操作※1
・大雑把に狙いをつける
・いい感じにトリガーを引いて弾を発射させる
ということについてはほとんどVRと同じ感覚で行けました。

英語のRedditで見た感じでは
・練習になるのは銃の基本操作とアイアンサイトの合わせ方だけ
・リアルでは銃ごとのトリガープルに対応するのが大変
・重さや持ち手が実銃と異なりH3VRで練習しても射撃には役に立たない

と言った意見がありましたが、素人が近距離のマトを撃つ分には十分練習になりそうです。
(どんぐりの背比べですが)実際周りの参加者(全員射撃は初回)より良く当たっていました。

と書いてたら逆にこのゲームが役に立つという意見が見当たりました。特に1番目のツリーは自分の状況と似ているので、「全くの素人がエイムをマシにする」という点で言えば効果があるのかもしれないですね。
https://www.reddit.com/r/VRGaming/comments/16apw8t/are_there_any_vr_games_that_could_realistically/?rdt=64140 (スマホで前見たときは2つ目のツリーだったが今見たら1つ目になっていたので修正)

※1:構え方、コッキング、狙い方、引き金の引き方、マガジンの抜き方など。(セーフティはゲーム内ではボタン操作なので、アニメーションを注視した場合のみ知識となる)

【VRとの比較】

違った点

・音
ゲームの音に対して、ピストルは音圧+。5.56mmは音量++。7.62×39以降は音量+++。ライフル弾は聞くたびに耳に嫌な感じが蓄積していく(それを人は痛みと呼んでいるのかも知れない自分の語彙では痛みより違和感の方が近い)

・反動
想像が過大すぎたからかだいぶ小さく感じたが、普通に反動は存在する。H3VRだと9mmピストルはいくら連射しても同じところに命中するが、リアルだと跳ね上がった手を元の場所に戻すのに1秒ほどかかる
主観視点で、今の自分の筋力では9mm弾を現実で撃った時の跳ね上がりは、ゲーム内で357や44magのリボルバーを撃った時のものに近いと感じた。

一方357mag45acpを撃ったときの反動の増加はあまり感じられなかった。アドレナリンが出まくってたせいかも知れないし、慣れてなかったせいで差異を把握できなかったのかもしれない。

・危機管理
VRだと完全に安全な状況で遊べるため、危機管理意識が薄くなってしまう可能性があると感じた。サバゲー場では厳しく安全管理を言われるがVRではそれもないので、エアガンプレイヤーよりも危険になってしまうかもしれない。
自分や他人の怪我や死傷を防ぐため、実銃の場合は1発ずつ、撃つ前に安全意識を再確認しなければならないと強く反省した。

同じだった・似ている点

操作
「VRでやったこと、目視したこと」はすぐできた。
1911のスライドストップとマガジンキャッチを混同したが、ゲーム内の”1911 Oversized”で全く同じことをやってしまったのを思い出した。「普段ボタン操作で済ませていて、かつアニメーションも見ていない」場合はその操作は知らないことになる。

エイムの感じ
正直まるで同じだった。特にピストルは驚くほど当たったので驚いた。M4、AKも30mのマトなら当たっていたのではないだろうか。
(少なくともフリンチング発生前は)アイアンサイトを合わせて、引き金を引けばその場所に着弾する

ライフルの反動
跳ね上がりがなく肩が軽く押される程度。耳当ての調子が良ければ十分連射できそうだと感じた。

その他の音
イヤマフの防音性の低さに嘆いたが、逆に言えば「現場の音」はかなり楽しめた
銃の操作音や薬莢の落ちる音は十分聞こえる。
一方で金属のマトに当てた際は、銃声にかき消されて反射音は聞こえなかった。それはゲームと違う点。

当日半日後の細かい追記

追記:(反動について)今思い出したが、エアガンプレイヤー向けに「実銃では銃を強く握るべし」という情報があったのを思い出した。そう言えばVRで射撃する時と同様にかるーく握っていた。力を入れて握ったら反動を抑えられるかもしれない。

耳について(半日経った状態)
かなり幼い頃から周囲が無音の時はいつも耳鳴りがするのでなんとも言えない。

曲をいくつか聞いてみたが聞こえ方が変わっているようには思えない。聴力が劣化していたとしても1%にも満たないだろう。

【翌日】

ふくらはぎに強めの筋肉痛。 
広背筋にやや筋肉痛。
上腕二頭筋に少量の筋肉痛。

手自体は全く痛くない。
ストックを当てていた場所には弱めの筋肉痛。

耳は起きたタイミングでは特に気にならなかった。強く意識すると右耳に少しだけ圧迫感があるような気がするが、気のせいかもしれない。

さらに半日経って左手のひらに中度の筋肉痛。右手は変化なし。
食事して顎が強い筋肉痛なのに気づく。

肘の関節が弱いのだが射撃は全く問題なくて良かった。肩も手首も全く問題なし。

※通常同様、筋肉痛は数日で治りました。耳の圧迫感も現在はないです。

帰国後の追記

以下、帰国後の追記

反動制御について

もし次射撃がしたくなるとしたらピストルの反動制御に挑戦したくなった時だと思うのですが、面白い情報を見つけました。

https://www.reddit.com/r/Shooting/comments/1e4evsq/recoil_management_beginner/?rdt=43858

2つ目のツリーで(超訳しますが)「反動を制御しようとするのではなく、狙う先を意識し続ける」ということが述べられています。

また同様に実銃の訓練を受けたことのある人に自分の射撃映像を見せたところ「筋力で制御しようとしているが、そうではなく反動は自然に受け流す」と言われました。

なので次回拳銃射撃をすることがあったら力で反動を抑え込むのではなく、反動はただ起こらせておいて、そのあとすぐエイムしていた場所に手を戻す方に意識を割くことを試してみたいと思いました。自分の理解が合ってるのかどうかは分かりませんが…

思ったのが、今回の射撃で357magや45acpで反動の違いが感じられなかったのは力で制御していた点も大きかったのかもしれません。もしまた複数の口径でピストル射撃をすることがあり、「反動は抑え込まず、起こった後すぐ手を戻す方に集中する」作戦がうまく行ったらその時また口径による反動の違いが味わえるかどうか試してみたいです。

耳について

もともと静かな環境だと耳鳴りが聞こえる体質なのですが、音の大きさと聞こえる範囲(周囲にどれくらい音がある状況まで聞こえるか)が1~2割大きくなったような”気がしています”。

ただ自分でやると決めてやったことなので全く後悔はしていないです

普通に気のせいの可能性もありますし、まだ気にしなければ気にならないレベルで、寝るときも普通に眠れるのでとりあえず許容範囲内です。

ただこれが気の所為ではなく、かつこれ以上大きくなるのだと流石に耐えられなくなりそうなので、どうしても撃ちたくなるか明確に耳鳴りが小さくなるかするまでは当分射撃は良いかなー、というのが正直なところです。

帰国後にH3VRで射撃した感想

ライフルやショットガンなどの長物に関してはほとんど違和感がなかったです。当日の感想にも書きましたが耳への影響なく射撃が楽しめて良い発明だと思います。

ピストルに関しては発射しても手が動かないので初日の違和感が半端なかったです。しばらくしたらVRの方に慣れましたが…
反動について:他のVRゲームでもそうですが、VRでピストルを撃った時って銃(手首)の角度が跳ね上がるだけなんですよね。実銃だと”手の位置”ごと動くのでそこが大きな違いだと思いました。
(しかし自分の射撃も映像で見ると”手の位置”自体はそんなに動いていないように見えるんですよね…不思議です)

実銃射撃後もH3VRではエイムの感じ、レバーアクション・ポンプアクション・ボルトアクションの感じも違和感なく遊べました。他の射撃経験者が絶賛している内容が本当だったと分かって良かったです。

M4を立射でエイムしたときフォアエンドが震えたのが悔しかったので、最近時々手首にリストウェイトを付けてH3VRを遊んでいます。両手2kgずつで大体M4と同じになります。重たいモノを持ってる気分が出るようにマシンガン系を使うことが多いですが…

終わり

貴重な経験をさせていただいたGOAのスタッフの皆さんに多大な感謝を申し上げます。せっかく記事にしたのに他の方のように「自分も射撃したい!!」と思わせるような文章でなくてすみません。

このブログはあくまで自由帳なので、自分の自由な意見を書くことを優先しました。

またインストラクターの方には耳当てが割れた際にパニックになってしまい、命の危険を負わせてしまって大変申し訳なかったです。出禁になってないと良いですが、もし次射撃に挑戦することがあれば、何が起きても良いように覚悟を持って射撃するようにしたいです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • ・イヤーマフはストックに触れないようにしないといけないのか
    ・ピストルの反動制御は(オートマチックでも)「力で押さえ込むのではなく自然に発生させて、反動が終わった後すぐ標的に戻す方に集中する」というやり方であっているのか

    の2点だけ詳しい人いたら教えてほしいです。
    あと電子イヤーマフの防音性も使ったことある人いたら教えてください。

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