広告が面白いので入れてみたアリーナブレイクアウトが予想以上に面白かった件。
こんにちは、まっちゃんです。最近は時々アリーナブレイクアウトというスマホゲームで遊んでいます。広告が面白かったので入れてみたのですが、思っていた以上に楽しめています。個人的に100点中100点のゲームです。
ほどよくリアルで程よくカジュアル
※元ネタゲームのタルコフについては本当に多少動画や記事を見ただけなので情報が間違っている可能性が大いにあります。
このゲームの良さを一言で言うなら「システムは程よくカジュアルだけど、リアル系の雰囲気を楽しめる」ことだと思います。
まずこれを見てください。これがタルコフのデバフと回復アイテムについての記事です。(外部サイトに飛びます)
タルコフは傷ひとつとっても軽出血と重出血が別れていたり、骨折や生傷など複数の状態異常がありますが、
アリーナブレイクアウトでは「出血は包帯系で止めて、HPは回復アイテムで回復する」ということさえ覚えておけば(あと適宜食事と水分を取ること)、かなり生存することができます。
キャラクターの成長要素もないので最初から普通のFPSのように走り回ったり素早く銃をリロードしたりできますし、マップで自分の位置や脱出地点の位置もわかるので迷うこともなく、至近距離の物音や足音が画面に表示されるのでイヤホンやヘッドホンをしていなくても十分遊ぶことができます。
ここまで書いていると「簡単になってばかりでタルコフの劣化版じゃん」と思われるかもしれませんが、アリーナブレイクアウトは手軽に「脱出系FPSの楽しさ」そして「リアル系FPSっぽい雰囲気」を味わうことができるという点で優れています。
前者についてはまた詳しく書きますが、漁っている時や脱出地点に向かうときに他のプレイヤーに撃たれないかを気にする緊張感や、物資を持ち帰って倉庫やお金を充実させていく積み上げ感など、脱出系FPSとしての楽しさは十分引き継がれています。
そして大事なのがリアル系FPSの雰囲気です。筆者は前にも「The Cycle: Frontier」というタルコフライクな脱出FPSをやっていたのですが長続きしませんでした。やはり、少なくとも個人的にはFPSはミリタリー風、リアル風な”雰囲気”が大事なのだと感じました。
具体的には、例えばグラフィック。スマホの小さな画面で遊んでいるというのもあるかもしれませんが、PCゲーに負けないくらい綺麗に感じます。また、銃の威力や能力はほとんど弾によって規定されますし、リロードがマガジン単位なのはもちろん、弾薬を1発ずつマガジンに詰めることもできます。銃はリアルな実銃ですし、飲食や外科手術のモーションもタルコフ同様しっかりアニメーションが作られており世界観に没入することができます。
銃の見た目や銃声のクオリティも高いです。
(自分が雰囲気を楽しむのをメインに遊んでいるというのもありますが)プレイしている感覚としてはInsurgency Sandstormに近いと思いました。このゲームも敵味方の識別アイコンがあったりマップがあったり動きが比較的キビキビしていたりとリアル系FPSよりカジュアルでありつつ、リアルな銃の動作、マガジンごとのリロード、1~2発で死んでしまう緊張感などリアル系FPSのオイシイ部分を味わうことができます。
アリーナブレイクアウトも同様に、リアルな見た目で、そして脱出系FPSでありつつ、要素がそこまで複雑でないため、「脱出系FPSを遊んでみたいけど操作は簡単なのが良くて、でも見た目はリアル系が好き」という人にはかなり刺さると思いました。
雑に遊んでいても詰まない
アリーナブレイクアウトは雑に遊んでいても詰みません。
コントラクター(タルコフで言うPMC)で死ぬと装備を全ロストするのはタルコフと同様ですが、救済策が非常に充実しています。
インポスター(タルコフで言うSCAV)で出撃できるのはもちろんですが、コントラクターで出撃する際も「エリートセット装備」というものをチケットと引き換えに無料で装備することができ、生還すればその装備を自分のものにして引き続き使うことができます。このチケットが(一番低ランクのベーシックについては)結構な頻度で配布されるため、装備を失っても詰みにくくなっています。
また、BOTもタルコフに比べて(おそらく)弱いです。(タルコフではNPCのSCAVに殺されることもあるという聞いただけの情報との比較になりますが)、アリブレのBOT(戦闘員)はそこまで強くありません。
少なくとも初期マップの農場であれば、レベル2ヘルメットとレベル3アーマーを着ていけば(少なくともその装備で3回出撃した感じでは)そこまでBOTに殺されることはないでしょう。
スマホでのエイムに慣れていないのもあって対人戦ではほぼ必ず負けますが、BOTと戦えば「敵を倒して戦利品を漁る」という脱出系FPSの醍醐味を部分的にも味わうことができます。
イベントやログインボーナス等で出撃しなくても装備や換金できるアイテムがもらえることもありますし、後述するように最初は隠れて小物を拾って売るだけのプレイでも割と黒字になります。BOTと戦って勝ち「FPSを遊んでいる」感を味わうこともできますし、倉庫に物を貯めることも楽しむことができます。
「ゲームは気晴らしのために遊ぶ」という人にとってこの程よいカジュアルさを保ちつつ、リアル系FPSや脱出系FPSの美味しい部分だけを味わえるこのゲームはかなり向いていると感じています。
対人戦はとてもシビア
ゲーム性自体はカジュアルな一方、対人戦はとてもむずかしいです。タルコフ同様装備の質がかなり戦闘力を分けますし、普通にエイムの良い人が多いです。後述のように足音が非常に大きいため、対人下手にとって一度人間に見つかったらそれはほとんどの場合死を意味します。
対人FPSとして見たらかなり初心者殺しなゲームですが、この点が「見られているんじゃないかと恐れつつ物資を漁る」という脱出系FPSの醍醐味をかなり味わわせてくれます。物資の漁り中は無防備になるため、緊張しますがそれが楽しい。
意外だった点:最初の1~2戦以外はすぐ対人部屋
荒野行動のグローバルサーバーやPUBGモバイルの経験から、「タルコフライクとはいいつつ結局ある程度はBOTと戦えるんだろうな~」と思っていましたが、それは違いました。
最初の1~2戦は普通に撃ち勝てるBOTばかりですが、確か3戦目以降はBOTのコントラクター(PMC)には遭遇していません。少なくとも簡単に勝利できるコントラクターには。
この動画によると中級者レベルのコントラクターに扮したBOTもいるそうなのですが、スマホFPSにあまり慣れていない自分からすると普通に対人と変わらないくらい難しいです。とりあえず今のところ明らかにBOTだと判別できるコントラクターには遭遇していません。
「スマホゲーだし割と簡単に勝たせてくれるだろう」と舐めてかかりましたが、低レベルでも普通に他の生きたプレイヤー(少なくとも自分にはそう見える)とマッチングしますし、対人戦は非常に困難を極めます。ですが先にも書いたようにそのことが探索に良い緊張感を与えてくれています。
とはいえNPCの戦闘員(SCAV)と戦えば基本勝てるので、緊張感と爽快感のバランスは本当に良い塩梅だと思います。
アリブレに追加してほしいタルコフの要素
カルマシステムの導入
タルコフではScavが友好的なScavをキルするとカルマが下がり様々なデメリットを受けますが、アリブレではインポスターがインポスターをキルしても何もお咎めがありません。
Scavは無料の物資でスタートできることに加え、他のScavをあまり警戒しなくても良いというのがメリットだと思うのですが、現状ではScavを撃たないメリットが少ないためせっかくBOTに紛れて戦わずに物資を漁っているのに、他のインポスターから撃たれてしまうことがままあります。(もちろんカルマがあっても撃つ人は撃つと思いますが、何かしらの心理的な障壁があったほうが攻撃的な人が減ると思うので)
音をもう少し聞き取りにくくしてほしい
アリブレでは(ゲーム内装備の)ヘッドセットを何もつけていなくても、周りの足音や物音が非常にはっきり聞こえます。かなり非現実的なレベルで音が拡張されています。
↓はタルコフでのヘッドセットの比較動画ですが、5:24~がヘッドセットなしでの足音です。これくらいがリアルだと思いますが、アリーナブレイクアウトだとヘッドセットをつけていなくてもタルコフでヘッドセットをつけているか、それ以上に足音や物音が大きく聞こえます。
索敵する側の視点だと敵を見つけやすくて良いですが、隠れる側の視点からすると全く動かない以外のすべての行動でほぼ位置バレするので対人戦を避ける勢としてはキツい仕様です。あと単純にあまりに非現実的に感じました。
武器の耐久度とジャム
武器を整備しなくても気軽に遊べるのはアリーナブレイクアウトの良い点ですし、ジャムがないのもストレスがなくて良いですが、それでもロマンとしてあったら嬉しいと思いました。とはいえあったらあったで面倒くさくなって遊ぶ頻度が落ちる気もしますが…
自分の遊び方
前にもどこかで書きましたが、自分はゲームはちまちま数字を成長させていくのが好きだと思いました。
かなーーーり地味な遊び方をしています。
コントラクター(PMC)
農場でその辺の茂みに入り、伏せて残り時間12分くらいまで放置します。程よい時間になったら食べ物を食べ飲み物を飲み、その辺を適当にあさりつつ脱出場所を目指します。
皆カバンの容量に限界があるので、死体などを漁れば安い武器や安いアイテムが放置されていることが多いです。それらを拾って持ち帰るだけでも(戦闘をしなければ)十分黒字になります。運が良ければまだ漁られていないボックスなども見つかったりします。
このやり方で4回くらいやっていますが今のところ他のプレイヤーには遭遇していません。それでもいつ撃たれるかわからない緊張感は楽しめますし、BOTと戦えばしっかりFPSの楽しみも味わうことができます。(ただ戦うと弾薬代で赤字~トントンくらいになってしまいますが)
隠れている間はPCなどで別の作業をしているので、最初の20~25分は作業に集中して、12~15分だけゲームをするという疑似ポモドーロテクニックのようなリズムを作れるのも良い点かもしれません笑(たまに足音がしてスマホを触ることもありますが)
インポスター(SCAV)
貧乏性なので、全ロスしたら1度生還するまでSCAVしか遊びません。
SCAVで何も漁らずひたすら生還を目指します。民家から食料や水分を漁って、時間ギリギリまで隠れるのがやはりベストですね。走って脱出場所に行こうとすると大抵プレイヤーに見つかって死んでしまいます。
前に遊んで面白かったのが渓谷です。渓谷はレベル8と比較的早期に開放されるマップで、かなり広いのが特徴です。広くて接敵しづらく、ひたすら脱出地点を目指して匍匐前進しました。一度接敵して足が壊死してしまいましたが、匍匐を続けてなんとか脱出できました。
匍匐ではオートダッシュにしても匍匐状態のまま前進できるので、移動しつつ別の作業もできるのがいい点ですね。
そうしてSCAVで初期装備をそのまま持ち帰り、それをそのまま自キャラのコントラクターに移植して遊びを再開します。
といっても素直にエリート装備チケットを使って出撃すれば良いのですが、貧乏性的な遊び方を自ら楽しんで遊んでいるような気がしないでもないですね笑。
実際には結構チケットを使っていますが、たまにそうやってゼロから成り上がりなおす遊びをしたりします。
まとめ
個人的にゲームはなるべくストレスを貯めずに遊びたい質なのですが、気楽に遊べつつ、ミリタリー/リアルっぽい雰囲気を味わいつつ、脱出系FPSが遊べるという点において自分に非常に合っているゲームでした。
もっと本格的なものが遊びたい!となったらタルコフを初めて見るかもしれませんが、アリーナブレイクアウトの時点でも自分にとってはだいぶ難しい部類のゲームと思いながら遊んでいるので、もう少しゲームに慣れてからにするかもしれません。
アリーナブレイクアウトはスマホがあれば無料で遊べるので気になった方は一度試してみると良いと思います。
まとめのまとめ
思うまま乱雑に書いたのでまとまりがありませんが、表にするとこういうことですね。
- タルコフから引き継いだ良い点
・緊張感を味わえる脱出系FPSの根幹部分
・見た目のリアルな雰囲気
・弾薬周りのリアルなシステム
・高品質なアニメーション
・シビアな対人戦
- タルコフから遊びやすくなった点
・程よく簡略化された健康システム
・親切に倒させてくれるSCAV
・換金アイテムや装備の配布による初心者救済
結論:カジュアルゲーマーだけど脱出系FPSが遊びたい、でも見た目はリアル系が良い、という人に最適!
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/arena-breakout/id1560765304
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.proximabeta.mf.uamo&hl=ja&gl=US
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